しまんちゅシネマ

映画ノート

ブギーナイツ


1997年(米)監督:ポール・トーマス・アンダーソン出演:マーク・ウォールバーグバート・レイノルズジュリアン・ムーアヘザー・グレアム/ジョン・C・ライリー   ウィリアム・H・メイシー/ドン・チードルフィリップ・シーモア・ホフマン【ストーリー】時は1977年。ディスコで皿洗いのバイトをしているエディ・アダムスは、その巨大な男性自身からポルノ映画監督のジャック・ホーナーにスカウトされる。エディが飛び込んだポルノ業界では麻薬に溺れて息子の親権を手放したポルノ・クイーンや、色情狂の妻の浮気に悩まされるマネージャーやゲイの男など、さまざまな人間が存在していた。やがて芸名をダーク・ディグラーとしたエディは、次々と主演作をヒットさせ、またたく間にポルノ界のスーパー・ヒーローに上り詰めていくのだが……。
■感想

タラちゃんの好きなものシリーズ 2本目! ランキング5位『ブギーナイツ

1970年代末から1980年代にかけてのポルノ業界にスポットを当て、その光と影を描いた作品です。
監督は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン

高校生のエディ(マーク・ウォルバート)は、巨根を見込まれポルノ界に入るや
瞬く間に業界のスーパースターになっちゃう。その名もダーク・ディグラー!!(笑)

欲しいものは何でも手に入るようになって次第にタカぴーに。
でも所詮ポルノ界のスター。堕ちる時は真っ逆さま。

マーク・ウォルバーグはおぼこさの残る高校生から、カリスマポルノスターまで上手く演じましたね。
どこかイモっぽく、最後まであか抜けきれないところも、エディ役にピッタリでした。
とことん堕ちながらも、土壇場で踏みとどまろうと必至にもがく様子が健気でもあります。

時代は70年代後半から80年代にかけて。
ドラッグが横行し、誰もがハングリーな自分から抜け出したいと思っている。
軽快なポップソングをBGMに、ファッション、髪型も懐かしいw
登場人物がみんな細く、今みたいに鍛えてカラダ作ってます的な人がいないのも70年代っぽく
時代を上手く切り取ってるなぁという印象。

ポルノ映画監督を渋く演じたバート・レイノルズも良かったし、
とんでもない妻を持って情けなさ一杯のプロデューサーウィリアム・H・メイシーも彼らしいところだし。

あ、一人小太りなのがいた。
ちっちゃめ(多分普通サイズ)Tシャツからぽっこりお腹が見えちゃうフィリップ・シーモア・ホフマンなんか
そうこなくっちゃの演技。でも随所随所に上手いなぁと思わされます。
ドン・チードルはビシッと引き締めてくれましたね~。


男性にはちょっとふっくらのジュリアン・ムーアヘザー・グレハムのお体を拝めるのも嬉しいところでしょ。

誰にもドラマがあって、登場人物のキャラがたってるのも演出の上手さでしょうね。

エディのイチモツが凄いよと言いながら、途中それを映すシーンはないのだけど
最後にやってくれましたね。

鏡に向かって、ウォルバーグが自分自身の再起にかけ気合いを入れるというラストシーン。
パオーンとばかり現れたイチモツに思わず爆笑してしまいました。

象の鼻‥@@ ??(爆)
ゴム製らしいですよ~。

もう、とにかく頑張って~!!って応援したくなっちゃった。
これ面白かったわ。


★★★★☆