しまんちゅシネマ

映画ノート

シャッター・アイランド


2009年(米)監督: マーティン・スコセッシ 出演: レオナルド・ディカプリオ/ マーク・ラファロ/ ベン・キングズレー/ミシェル・ウィリアムズ     パトリシア・クラークソン/マックス・フォン・シドー/エミリー・モーティマー    ジャッキー・アール・ヘイリー 【ストーリー】1954年、ボストン沖の孤島にそびえる犯罪者のための精神病院で、ひとりの女性が行方不明になった。そのミステリアスな謎に、ある米連邦捜査官とその相棒が迫る。
■感想
今日はアカデミー特集お休みして、昨日観て来た「シャッター・アイランド』を。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演
ミスティック・リバー」のデニス・ルヘイン原作の同名小説の映画化です。

レオが演じるのは米軍連邦捜査官テディ。
犯罪者を収容する精神病院で起きた失踪事件の捜査のために、相棒(マーク・ラファロ)を連れたち孤島を訪れます。


どうやらテディは捜査上の目的のほかに、この仕事を引き受けた理由があった。
それは亡き妻(ミシェル・ウィリアムズ)の死の真相に迫るものらしい。

島に入ったテディは、そこで出会う人々が自分になげかける異様な視線に気づく。
この島には何かがある。
捜査を始めるテディの身に次々に起こる不可思議な出来事。
島に入って以来激しい頭痛に襲われるテディ。体調不良のわけは?
テディは捜査を終え、無事に島を脱出することができるのか。。

なーんて感じでかなりミステリアスな展開。

前半はミステリアスすぎて若干眠くなるのが難だけど(私だけかw)
中盤からはところどころ何か引っかかる違和感を感じつつ・・・
後半になると事態は二転三転し、衝撃的な映像の連続にちりばめられた謎を回収していくことに。

病院の院長にボブ・キングスレー
他の職員も島の警察たちもどこか胡散臭い役者をそろえてるところがいいですね。
エミリー・モティマーパトリシア・クラークソンミシェル・ウィリアムズと女性陣が
いい働きをします。1954年という時代設定もポイントだな。


とにかくこの映画に関しては、あまり情報を入れずに観たほうが純粋に楽しめるはず。
原作小説では結末を袋とじにして、謎を閉じ込めてるらしいですね。



前半、スプーキーな感じのディカプリオだったけど、妻の死の真相がわかる後半は
切ない演技を見せてくれてとっても良かったです。

嵐に見舞われる島の陰鬱さ、ミステリアスで衝撃的な映像、音楽と
スコセッシの作り出す映像世界に引き込まれました。やっぱりスコ爺ただもんじゃねー。

結末が結末だけに好き嫌いの分かれるところかもだけど、私は面白く観ました。



日本公開は4月9日~

★★★★☆