しまんちゅシネマ

映画ノート

噂のモーガン夫妻




■感想
映画で妄想 世界の旅!6本目
ほんと言うと、『イージー・ライダー』は東から西にルート66を横断すると思っていたら逆だった^^;
そんなもんでL・А周辺に向かう映画を2本ほどスキップすることになったけど、まぁいっかw
そろそろアメリカ大陸を北上しようと思います。
 
ところでモーガン夫妻のこと聞いた?
聞いた聞いた、今はワイオミングにいるらしいよ。
おっと、これは言っちゃいけなかったヽ(゚Д゚)ノ
 
ウィットネス・プロテクション・プログラムなるものはいつから出来たのだろうと調べたら
1970年にさかのぼるみたい。
これは犯罪を目撃した証人の安全を保障するシステムで
目撃証人に別のID、別の土地での生活を準備し、安全が保障されるまで身を隠すことを手伝うというもの。
最近ではミッキー・ロークの『キルショット』が記憶に新しいところ。
 
『噂のモーガン夫妻』も殺人事件を目撃してしまったヒュー・グラントサラ・ジェシカ・パーカー夫妻が
このシステムを適応され、ワイオミングで暮らすことになります。
実は夫の浮気が原因で離婚寸前の二人が、信頼を取り戻し愛を回復させる
これまた『キルショット』に似た話になるけど、あちらが犯人を中心にしたノワールな作品に仕上げていたのに対し、『噂のモーガン夫妻』は夫婦の成長と周囲の関係を暖かい視線で描くラブコメになっていました。
 
まず生粋のニューヨーカーな二人が、ど田舎のワイオミングに暮らし始める
カルチャーショックが面白い。
眠らない街ニューヨークの暮らしに慣れると、ワイオミングは静か過ぎて眠れないらしいw
夫妻を保護する地元マーシャルのおしどり夫婦の妻マーシャルを演じるメアリー・スティンバージェンがまたカッコいいんだ。
ライフルを構え、薪を割り、豪快な料理を作る。
自然の中で生き生きと輝く姿がぴったり。観るたびにかっこよくなる女優さんだよね~。
 
ヒュー・グラントは相変わらず安定したうまさをみせてくれるし
サラはやっぱり気に入らない部分があるけど、思ったよりも面白く観ましたよ。
自然に囲まれた環境にいると人間も素朴になるよね~と思った一本。