しまんちゅシネマ

映画ノート

デビッド・クローネンバーグのシーバース

1975年(米)
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ポール・ハンプトン/ジョー・シルヴァー/リン・ローリイ/アレン・マジコフスキー/バーバラ・スティール 
 

■感想
映画で妄想 世界の旅!8本目
せっかくオレゴンまで行ったのでそのまま北上しちゃえ~ってことで、ついに国境を越えカナダに到着!
 
モントリール近くの人工の島に建設されたマンションは
近代的な設備を備えた夢の場所として入居者を募集していた。
マンションの一室では一人の主婦が不安を抱えていた。
ここのところ夫の様子がおかしい。体に不調を抱えているのではないか。。
その夫のお腹では何かがうごめいていた!
一方、他の一室では、老齢の科学者が、若い娘を追まわし、ついに殺害。
死体をテーブルに寝かせると、メスでその腹を割く。
と、何かが男を襲い、男はまもなく息絶えた。
 
まぁ、この娘っこの腹に入っていたものというのが、実は寄生虫でありまして
科学者は寄生虫を研究し、娘を使って人体実験をしていたのですな。

困ったことにこの寄生虫が体内に入ると人格まで変わるらしい。
凶暴化した娘をもてあました科学者は娘を殺さざるを得なくなったわけですが、、
このとき、娘はすでにマンションの住人と関係し、その寄生虫をばら撒いていたからさぁ大変!!
 
これクロ-ネンバーグの長編デビュー作らしいのですけど
早くもエログロ炸裂なんですよ(笑)
そも寄生虫は男性自身を髣髴とさせるお姿だしね^^;
これが肛門から体内に入り、お腹の中で大暴れし、口から出て行っては他の人に寄生する。
寄生された人はやたらとエロく、凶暴化してしまうから始末が悪い。
気がつけばマンションの住人たちはゾンビみたいになって人を襲うわけで
まさにクローネンバーグ版ゾンビ+スリザー+ボディスナッチャー
でもエロいから感染(寄生か)してるかどうかすぐに分かるのがウケるんですよ。
 
最後はもう酒池肉林な状態でw 楽しそう~(爆)
 
怖いというよりエロくて笑ってしまったけど
クローネンバーグが後に世界を震撼とさせるエイズの脅威を予想してこの映画を作ったとしたら
ちょっと笑えないかな。