マウス・オブ・マッドネス
1994年(米)
監督:ジョン・カーペンター
出演:サム・ニール/ジュリー・カーメン/ユルゲン・プロフノウ/ジョン・グローヴァー/チャールトン・ヘストン/デヴィッド・ワーナー
【ストーリー】
保険調査員のジョンは失踪した作家サター・ケーンの捜索を依頼される。やがてジョンは編集者のリンダとともに、ケーンの小説に出てくる架空の町にたどり着く。(映画.comより)
ハロウィン・ホラー祭り 7本目
保険調査員が、失踪したベストセラー作家の捜索を依頼され、調査するうちに
作家の本の中に取り込まれ、現実との区別が出来なくなるというお話
作家の本の中に取り込まれ、現実との区別が出来なくなるというお話
冒頭、保険調査員のジョンを演じるサム・ニールが
精神病院に送り込まれるところから始まります。
「自分は狂ってない」といいながら、明らかに目つきがあやしいジョン
彼がこうなってしまったのは何故かを、時間を遡って見せるつくりです。
これwikiをみるとクトゥルフ神話なるものを下敷きにしたお話だと書かれてました。
そこで宿を取り、サター・ケーンを探そうとする二人に起こる出来事が
悪夢のようで、とにかく不気味
悪夢のようで、とにかく不気味
だんだんと、わけの分からぬクリーチャーまで登場し、さながら小説版『サイレント・ヒル』状態。
特殊メイクのオンパレードなのは、個人的には引くところだったけど
カーペンターらしいところでもありw
現実と架空の区別がつかなくなる世界観は面白いです
カーペンターらしいところでもありw
現実と架空の区別がつかなくなる世界観は面白いです
気づけば周囲の人間が本の世界に取り込まれているという発想も
ある思想を植え込まれた人間が、世界に溢れることを揶揄してるとも取れる
ある思想を植え込まれた人間が、世界に溢れることを揶揄してるとも取れる
劇中何度か「サター・ケーンはスティーヴン・キングよりも人気がある」という台詞が出てくるけど
抗いながらも、やがてはその世界に封じ込まれることに、そこはかとない怖さを感じました。
「そして誰もいなくなった」的ラストも良し。
「そして誰もいなくなった」的ラストも良し。
サム・二ールは次第に常軌を逸していく主人公を好演
その表情みてるだけで怖かったわ