しまんちゅシネマ

映画ノート

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団


 
 『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』のエドガー・ライト監督の新作。
ブライアン・リー・オマリーのカルト・コミックス『スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド』を実写化した青春アクションコメディです。
 
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010)アメリカ/イギリス/カナダ
監督:エドガー・ライト
出演:マイケル・セラメアリー・エリザベス・ウィンステッドキーラン・カルキンクリス・エヴァンスアナ・ケンドリック/アリソン・ピル/ブランドン・ラウスジェイソン・シュワルツマン

 
■感想
どんだけしっちゃかめっちゃかやねーーん!と思ったら、カルトコミックが原作だったんだ(笑)
 
タイトルのスコット・ピルグリムっていうのは、マイケル・セラくんが演じる主人公の名前ね。
スコットは、高校生の中国人ガールフレンドを持つ22歳。
マチュアバンドに所属し、ゲイの友人と同居生活 気はいいけど、どこかフラフラ
 
そんな彼が、カラフルな髪を持つ女子フラワー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に一目ぼれし
フラワーの元彼軍団とバトルを繰り広げるというお話。

個人的には中盤まで「なんすか、これ?」だったのよね。途中入り込むアニメがウザかったし。
でもそのうち慣れますw
この際、「なんでやねん!」は置いておいて、このファンタジーな世界に入るっきゃないです(笑)
 
売りは、激しいアクションバトルでしょうね~。
えーー?マイケル・セラがこんなアクションを?!という意外性がまずいいよね。
でもこれほぼCGってことなんでしょうね。とにかくあり得ないですもん。
これじゃ、まじめに体鍛えて頑張るアクションスターのみなさんは
「やってられないよ!」とご立腹かもですなぁw
 
一番好きだったのは、元彼その1のゾンビ風バックコーラスたちですねw
これはエドガー・ライトらしいところで嬉しかった。
最強(最凶)の元彼に扮するジェイソン・シュワルツマンもアクション凄いしねぇ。
 
ぼやーーっと人生生きてきたスコット・ピルグリムの成長物語として、
最後は爽やかに見終えると思います。
けど、自分との対峙 というか、裏の自分との対峙というのか
その部分があっさりすぎたのは、残念だったけどね。
 
バトルに日本刀が使われたり、ゲームな部分も、かなり日本を意識したものになってるし

ゲームヲタには、たまらない作品かもです。
友人のゲイ青年をキーラン・カルキンが演じててちょっとウケた。