しまんちゅシネマ

映画ノート

オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式


 
今月は元気の出る映画を観ようと思ってたのに、公開作品観たり、ルメット追悼してたら
元気から離れていってる気が(汗)
ここらでひとつ楽しい作品観てみましょってことでチョイス。
うん、正解だったわぁ。
中年男4人が大活躍のタイムトラベルものSF・コメディ。
日本ではDVDスルーになっちゃったけど、これオモロ!

 
オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式<未>(2010) アメリ
監督:スティーヴ・ピンク
出演:ジョン・キューザック/ロブ・コードリー/クレイグ・ロビンソン/クラーク・デューク/クリスピン・グローヴァー/リジーキャプラン
  
■感想
アダム(ジョン・キューザック)は同棲を解消されたばかり、
ペットショップに働くニック(クレイグ・ロビンソン)の妻は浮気してるようだし、
ルー(ロブ・コードリー)に至っては、自殺未遂まで起こす始末。
昔からの友人であるダメダメ中年男3人は、アダムの甥のオタク青年ジェイコブを伴い
ルーを励ますべく、昔行ったことのあるリゾート地に赴くのだけど
そこで、ホテルのジェットバスに入ったら、
あら不思議、なんと24年前の1986年にタイムスリップしちゃった!
というお話です。
 
これが現在の彼らの姿

 
そして鏡に映るこの姿が24年前の姿ってことで、ほかの人にはこう見えてる

 
あの時こうしていたら、人生変わっていたかもって思うことは誰にもあることで
この中年男たちの場合がその24年前だったんですね。
 
過去の事実を変えると、未来が大きく変わってしまう
それを「バタフライ・エフェクト」として説明する部分があるのだけど
「東京が崩壊すると、どこかで津波が起こる」なんて言ってて、
この脚本を書いた人、ちょっとドキッとしてるかもです。
 
タイムスリップの仕方もありえないし、SF的にはナンセンスだけど
これ、なんかいいよね。
 
ジェイコブ出生の危機だったり、
片手のベルボーイがいつ腕を切断することになるのかとか
ちょっとスリリングな要素も入れつつ
なんとか未来を変えようと頑張る男たちの、奮闘振りが楽しいの。
 
バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパロディ的なところにもフフっとなるし
男たちの友情が気持ちいい。
80年代のファッションも音楽もなんだか懐かしく
eメールって何?みたいな、カルチャーギャップも笑えます。
これは80年代に青春を過ごした人間がより楽しめる作品かもね~。
久々にチェヴィー・チェイス観て自分もタイムスリップした気になったしねw
 
監督さんは『ハイ・フィデリティ』で脚本を勤めたティーヴ・ピンク
本作では音楽監修でもクレジットされてるのね。
なるほど、エンドロールも爽快!