しまんちゅシネマ

映画ノート

アリス・クリードの失踪


cinema de しりとり 24回目 【あ】

今日は『インソムニア』から繋がって、「あ」で始まる映画
『ディセント2』の脚本家の初監督作品となる『アリス・クリードの失踪
二人の誘拐犯と、被害者3人の攻防を描く、イギリス発サスペンス・スリラーです。
 
アリス・クリードの失踪 (2009) イギリス
監督:J・ブレイクソン
出演:ジェマ・アータートン/マーティン・コムストン/エディ・マーサン
 
■感想
二人の男がベッド売り場でベッドを選び
ドアにロックを取り付け、ベッドにも金具を施す・・
一連の作業を無言で見せながら
だんだんにそれが犯罪の準備であることを匂わせる
冒頭のシーンから完全に引き込まれます。
 
男二人は富豪の娘アリス・クリードを誘拐し、
準備したアパートのベッドに監禁、身代金を要求。
完璧に練られた計画が淡々と実行に移され、すべては順調にいくと思われたが・・

アリス・クリード誘拐事件を描く本作、
驚くことに、出演者はアリスと誘拐犯二人の3人のみで
アリスの家の様子も、警察の捜査なども一切なしという大胆さ!
 

 
最初は犯行の手際のよさに感心し、引き込まれるのだけど
犯人の一人の素顔が見え、完璧と思われた計画にほころびが生じはじめる頃から
3人の攻防にスリルが増し、その緊張たるや半端ない。
 
しかも犯人二人の関係がわかったときには
「へ?@@」だったし(笑)
 
これ公開中なので、あまり書かないでおきますが
ドライでスタイリッシュでありながら、刹那的な作風がすごくいい。
ラストシーンの曲もいかしてました。
 
多分どこかで公開中
 

次は「」から始まる映画だよん  (´⌒`;) うーーっ