TIME/タイム

 

今日はジャスティン・ティンバーレイク＆アマンダ・セイフライド主演の『TIME/タイム』。
時間に支配された究極の格差社会を描く近未来ＳＦスリラーです。
監督は『ガタカ』のアンドリュー・ニコル

 

ＴIME/タイム　（２０１１）　アメリカ
監督：アンドリュー・ニコル
出演：ジャスティン・ティンバーレイク／アマンダ・セイフライド／キリアン・マーフィ

ヴィンセント・カーシーザー／オリヴィア・ワイルド

 

近未来
人口が増えすぎるのを避けるため、時間が通貨代わりに使われている。
と、説明してもピンとこないかもしれないけど
人類に与えられた寿命は２５年で、その寿命に向け、カウントダウンが始まっている。

ポスターにあるように前腕の時計が残り時間を表示してるのね。

ジャスティン・ティンバーレイク演じるウィルは貧しい青年で
彼に残された時間はあとわずか
そんな折、ひょんなことから時間を与えられたウィルは、お尋ねものとして追われる立場に・・・

この世にお金は存在せず、
人々は自分に与えられた時間を支払って生活しているんですよ。
しかも老化を引き起こす遺伝子は取り除かれているため、
お金があるものは永遠に生きながらえる。
一方で貧しきは時間を使い果たしのたれ死ぬ。
まぁ格差社会もここまでいくか、という末恐ろしい世界観ですよね。

 

時間＝命＝金というアイディアの斬新さに、始まってから１５分くらいは、ワクワクしながら観ちゃいました。

ウィルは自分の時間がわずかなのに、ストリートチャイルドである女の子に数分を分け与える。

母親にしても、ウィルに数分をプレゼントする。

後にその数分がいかに貴重であったかと思い知らされる作りが上手いです。

時間が尽きようとする瞬間をドラマティックに描くことには成功してるし、

格差社会を考えさせる社会派な作品としては機能している。

ただ、なんだろうな。
時間を譲ったり、奪ったりのシーンが多すぎて
だんだん飽きてくると言うか、みみっちい気分になっちゃったのよねぇ。

ユーモアもちょっと足りない。

もっとすっきりさせたら、後世に残るＳＦになりそうな斬新さをもってるだけに残念。

 

 

ジャスティンの逃避行の人質となる富豪の娘にアマンダ・セイフライド
ジャスティンを追う、タイムキーパーと言う名の仕置き人にキリアン・マーフィー
ジャスティンの母親にオリヴィア・ワイルド
追うもの、追われるもの　尽きようとする命に抗うものが走る走る・・

ピンヒールで走るアマンダちゃんには感心した。

そこかい！