しまんちゅシネマ

映画ノート

ザ・ルームメイト<未>




さて、今日は一つ若手を投入しましょう。
エアロスミスの元ギタリスト、リック・ダフェイを父に持つ美人さんミンカ・ケリー
(500)日のサマー』のオータムちゃんと言えばわかるかな。
若手と言っても32歳。ナースとして働きながらオーディションを受け女優デビューを果たしたという
ちょっと変わった経歴の持ち主です。




ザ・ルームメイト
2011年(アメリカ)
原題:The Roommate
監督:クリスチャン・E・クリスチャンセン
出演:レイトン・ミースター、ミンカ・ケリー、カム・ジガンデイ、ビリー・ゼーン、フランセス・フィッシャー



田舎からロサンゼルスの大学にやって来たサラは、寮でレベッカと知り合いルームメイトに。一見親切なレベッカだったが、実は彼女には隠された裏の顔があり…。

タイトル(邦題)からブリジット・フォンダ版『ルームメイト』のリメイクかと思ったらそうではないみたい。



本作の舞台となるのは大学の学生寮
ルームメイトとなったサラ(ミンカ・ケリー)とレベッカレイトン・ミースター)は急速に親しくなるものの、レベッカはサラに近づく者に嫉妬を示すようになり、その度合いがだんだん増していくという話。

比較的早いうちからレベッカは異常な側面を見せてくるので、観客は何か起こるぞと構えるわけなんですが、レベッカの狂気は周囲の者に向けられるので、サラ当人に危険が迫る気がしない。
そのため緊張が途絶えるのは残念に思うところで、
しかもサラがレベッカの異常さに気づくのは映画が始まって一時間以上も経ってから。
そりゃあまりに鈍感すぎるだろって話し。
やっぱりスリラーは美しい主人公が恐怖におののいてナンボですよね(笑)
そういう意味ではちょっと痒いところに手が届かないもどかしさがある。

レベッカ役レイトン・ミンスターは悪くないのだけど、狂気の理由を病気に片付けるのは反則。
『ルームメイト』はフォンダに憧れ、やがてそのものになろうとするジェニファー・ジェイソン・リーの狂気が哀しいまでに怖くて最高でした。

ちなみに今日の美女ミンカ譲は『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスとのデートが目撃され話題になってましたね。



★★★