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映画ノート

チャイルドコール 呼声






『隣人 ネクストドア』のポール・シュレットアウネ監督作品をもうひとつ。
『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパスを主演に迎えたサイコスリラーです。

チャイルドコール 呼声(2011)ノルウェー/ドイツ/スウェーデン
原題:BABYCALL/THE MONITOR
監督: ポール・シュレットアウネ
出演: ノオミ・ラパス、 クリストッフェル・ヨーネル


夫の暴力が原因で、郊外に居住することになったアナ(ノオミ・ラパス)と8歳の息子のアンデシュ(ヴェトレ・オーヴェンニル・ヴァリング)。息子の安全のためアナは電器店で監視用音声モニターを買う。ある晩、モニターの混線により子どもの悲鳴を聞いたアナは、ほかの部屋で子どもが暴行を受けているのではないかと考え始める。(yahoo映画より)

これね、『隣人~』を観たあとなもので、映画が始まって6分ほどで
ははぁーーんそういう映画ね、って悟ってしまうんですが
途中で、あれ、そういうんじゃなかったわけ?となって、結構振り回されます(笑)





ノオミ・ラパス演じる母アナと息子の物語に、モニターから流れる子供の悲鳴の正体
はたまたアナに親切にしてくれる電気屋の店員(『隣人~』のクリストッフェル・ヨーネル)のエピソードも絡んでいて、ちょっと頑張りすぎ。

ま、3つの親子の物語と考えればそれもいいのだけど、
『隣人~』では上手さと感じた練りや作りこみが今回は裏目に出たというか
反則に感じたというのが正直なところ。

終始神経質なノオミにプラスして電気屋の彼もどこかオドオドで、観てて疲れましたわ。
終わってみれば、哀しいまでの母の思いが伝わって、嫌いじゃなかったんですけどね。



トラックバックいただいてます

Tracked from いやいやえん at 2013-10-21 09:43 x

タイトル : チャイルドコール/呼声
ノオミ・ラパスさん主演。 片時も息子から目を離さないでいるアナの姿。一緒のベッドで寝て絶対に側を離れない様子はどこか違和感。それもそうなのです、元夫の暴力から逃げていると言う設定なのですから。資料には父親が息子の頭部を水中に押し付けて…との記述もありました。 しかし一緒に寝るのを止めるため、チャイルドコールを購入するに至るんですね。不安定な精神状態のアナをノオミさんは繊細に上手く表現されてたと思います。バスで出会い、チャイルドコールを買った店の販売員ヘルゲは繊細ないい人でした。 しか......more



Tracked from ★yukarinの映画鑑.. at 2013-12-10 13:13 x

タイトル : チャイルドコール/呼声
【BABYCALL/THE MONITOR】 2013/03/30公開 ノルウェー/ドイツ/スウェーデン 96分監督:ポール・シュレットアウネ出演:ノオミ・ラパス、クリストッフェル・ヨーネル [Story]ノルウェーオスロ。夫の暴力から逃れるため、保護監視プログラムによって郊外のアパートに暮......more