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映画ノート

【映画】『デッドプール』ゲスで軽妙な新ヒーロー誕生

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デッドプール(2016)
アメリ
原題:Deadpool
監督ティム・ミラー
脚本:ポール・ワーニック / レット・リース
出演:
ライアン・レイノルズ  / モリーナ・バッカリン/ エド・スクライン/ T・J・ミラー /  ジーナ・カラーノ/ ブリアナ・ヒルデブランド 
日本公開・2016/6
 【あらすじ
ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と付き合い始めて一年が経ったころ、ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は末期癌と診断されてしまう。そんなウィルソンは謎の人物から治療と引き換えに極秘の人体実験を受けることをオファーされ・・


【感想
ライアン・レイノルズ主演のアメコミヒーローもの・・

アメコミ作品はもう卒業と思ってたのにIMDb8.8という高評価に釣られました。
知らずに観たんですが、これ『ウルヴァリン』に登場するキャラのスピン・オフだったのね。
忘却の彼方だったのでyoutubeで確認したら、レイノルズは傭兵ウェイド・ウィルソンとして登場し
最後にはウォーボーイズ風のミュータントとなってウルヴァリンと死闘を繰り広げてました。
確かにめちゃめちゃ強かったのでスピンオフも納得。

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今回メガホンを取ったのは本作がほぼデビュー作というティム・ミラー
アニメ畑の作家らしく、グラフィックを上手く映像に変えたなという印象で
序盤からグロ楽しいスタイリッシュなアクションを展開してくれます。

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最近は演技派な面を見せてくれてるライアン・レイノルズが赤いコスチュームで
軽妙なアクションヒーローを演じてるのも新鮮。
高い声で早口にテッド並のシモネタをぶちかますのもウケるし、観客に向かって話すのも楽しくて
劇場は笑いの渦。
Xmenネタをちょいちょい出してくるのもファンには嬉しいところでしょう。

アクションで一気に引き込んだあとに、ミュータントになったいきさつを交錯させる構成ですが
個人的にはデッドプールを突き動かすのが恋人ヴァネッサを守るためというところと
要所要所の曲の使い方がよかった。

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ゲスなシモネタ野郎とという品行方正とは程遠いヒーローを誕生させたところと
キングスマン』+『テッド』風のノリのよさがいまどきの若者のハートを掴んだ感ありますね。
バレンタインに最高でした。

ただ、アニメを持ち込んだところとか、ちょいと幼稚と思うところもあって
楽しかったけどIMDb8.8は高すぎると感じた次第。
続編があるようです。






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