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映画ノート

【映画】マン・ダウン 戦士の約束

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マン・ダウン 戦士の約束
(2015)アメリ
原題:Man Down
監督:ディート・モンティエル
脚本:アダム・G・サイモン/ディート・モンティエル
出演:シャイア・ラブーフジェイ・コートニーゲイリー・オールドマンケイト・マーラ/クリフトン・コリンズ・Jr/トリー・キトルズ
【あらすじ】
愛する妻ナタリーと息子ジョナサンを故郷に残し、アフガニスタンでの任務へと旅立った米軍海兵隊の兵士ガブリエル・ドラマー。やがて死と隣り合わせの戦場で過酷な体験をすることに。その後、ようやく妻子の待つ故郷へと帰還した彼だったが、そこに待っていたのは、まるで終末世界を思わせる荒れ果てた街の姿だった。状況を飲み込めぬまま、姿を消した妻と息子を求めて荒廃した街を彷徨うガブリエルだったが…。(allcinemaより)

【感想】
アダム・G・サイモンの原作の映画化。
アフガニスタンからの帰還兵の心の傷を描く戦争ドラマです。

アフガニスタンからの帰還兵、ガブリエルにシャイア・ラブーフ
過酷な任務を終え、妻子の待つ故郷に戻ったガブリエル。
しかしそこは荒れ果て、住民もいない・・。

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時間は兵役中のアフガニスタンに戻り、ガブリエルはゲイリー・オールドマン扮するカウンセラー、ペイトンと面会。
ペイトンから勤務中のあれこれを聴かれ答えていくガブリエル。

映画は時間軸を交錯させ、2人の会話を再現する形で進むんですが
時々挟まれる、ガブリエルが故郷で妻子を探すというシークエンスが謎。

帰還したらわが町は終末世界の荒廃ぶり?アメリカで?
どゆこと??
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荒廃した街はカトリーナの爪痕の残るニューオーリンズで撮影されていて、傷んだビルも倒壊した橋もすべて本物。
それぞれの時間軸の色合いも変えていたり、帰還後のガブリエルがひげもじゃ(トムハに似てる!)だったりするので、時間が交錯すること自体には混乱しなくて済む作り。
どうしても終末世界を思わせる故郷のシークエンスが謎で最初から当惑してしまうんですが、この構成だから、終盤一気にすべてが繋がる瞬間に心をえぐられるんです。

タイトルの「マン・ダウン」というのは、ガブリエルと息子が「I love you」の代わりに言おうと決めた秘密の合言葉。
ただ、息子を、愛する家族を守りたい。
そんなガブリエルの思いが非常にやるせない。
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兵士の心の闇を描く作品はいくつも作られているけれど、本作では過酷な任務の中でどれだけ人の心は傷つくのかを思い知らされる。最近は反トランプで過激な言動が話題になるシャイア君だけど、これだけ繊細な演技ができる人だったことを改めて知りました。

キーワードを入れて深く書くことも可能だけど、情報を入れずに観て楽しめたので’、あえて浅く。
わかり難いとかスローということで、低く評価されがちな本作ですが、私には心に響く傑作でした。