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映画ノート

【映画】僕のワンダフル・ライフ

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僕のワンダフル・ライフ(2017
アメリ
原題:A Dog's Purpose
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:K・J・アパ/ブリット・ロバートソンジョン・オーティスデニス・クエイドペギー・リプトン
【あらすじ】
ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーは、自分の命を救ってくれた少年イーサンと固い絆で結ばれていく。やがて寿命を終えたベイリーは、愛するイーサンにまた会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すようになるが、なかなかイーサンに遭遇できない。3度目でようやくイーサンに出会えたベイリーは、自身に与えられたある使命に気づく。(映画.comより)


【感想】
今日はラッセ・ハルストレム監督の新作
50年間に三度転生した犬と飼い主の絆を描くファンタジー・ドラマです。

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幼い少年イーサンに飼われた犬のベイリー
ベイリーの台詞は『アナと雪の女王』でオラフの声を当てたジョシュ・ギャッドが担当していて、犬ゆえに少々ボキャブラリー不足、でも意外に観察力はしっかりしていて、彼のおっとりしたナレーションがまた楽しい。

とってもいい子のイーサンだけど、アル中の父親の存在がイーサンの人生に暗い影を落としていく
イーサンとともに成長し、固い絆で結ばれていくベイリーもやがて年老いて・・
でもご安心あれ、ベイリーは新しいワンコとして生まれ変わるのです!(笑)

原題は「ある犬の目的」
ベイリーが何度も生まれ変わる そのわけは・・って部分は
人間様の自己中心的な発想に思えたりもするんだけど
さらりと描かれる転生と言う部分に、意味を与えるかどうかは観る人の宗教観とかによっても違うかな。
なんにせよ、大切なペットを失くし「愛犬にまた会いたい」と思ったことのある人には、これはたまらないはず。
ワンコ好きさん必見の最高にハートウォーミングな一本です。
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ところでね、この映画で犬への虐待があったと聞いて、凄く残念に思っていたんだけど、中年期のイーサンを演じたデニス・クエイドによると、TMZで流された、「嫌がるシェパード犬を笑いながら流れの速い水の中に落とそうとする」フッテージは、映画撮影者とは全く関係のない何者かによるものだったらしいんです。
スマホ映像を後半の本物の撮影シーンと合体させているというから悪質。投稿者は特定されてないらしいですがプレミアの前に公開されて、プレミアは中止。ラッセ監督は動物虐待者と批判されたそうだからなんとも酷い話ですよね。
実際には安全に配慮され撮影されたらしいので、虐待の噂を信じて観るのをやめるという人が少ないことを願います。

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