しまんちゅシネマ

映画ノート

ブロークン・フラワーズ


2005年(米)監督・脚本: ジム・ジャームッシュ 出演: ビル・マーレイ / ジェフリー・ライト / シャロン・ストーン / フランセス・コンロイ      ジェシカ・ラング / ティルダ・スウィントン / ジュリー・デルピー 【ストーリー】元プレイボーイのドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)は、中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る日々。そんなドンに恋人のシェリーも愛想を尽かして出ていった。そこへ、差出人不明のピンクの手紙が届く。便せんには“あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります”と書かれていた。それを聞いた親友のウィンストンは、お節介にもドンが当時付き合っていた女性たちを訪ねて回る旅を段取り。気乗りのしないドンを強引に息子探しの旅へと送り出すのだった。
■公開時コピー
 人生は思いがけない驚きを運んでくる

■about movie
ジム・ジャームッシュ監督による哀愁漂うオフビート・コメディ。主人公の昔の恋人にシャロン・ストーンジェシカ・ラングら豪華女優陣が登場。カンヌ映画祭審査員特別大賞(グランプリ)受賞作

■感想
他のブログでも賛否両論のこの作品。あまり期待せずに観たものの。。
いやぁ、面白かったです! 
ビルマーレイとその友人ウィンストンとの会話、最高に楽しい。
大声でワハハと笑う映画ではないものの、ふはー?ウププ・・と笑える。

ビル・マーレイロスト・イン・トランスレーションで高く評価されていたものの、私的には
もうひとつ。なんだか作りこんだ哀愁に感じられて「ノー!」。
でも本作では自然に哀愁があふれているところがいい感じ。
監督の腕ということかな。

友人のおせっかいの甲斐あって、ちょっとした人生の転機を迎える中年男。
微妙に変わっていく心の動きも見もの。

最後、一見解決がないように見える。
見るものに想像させる作りなのか。
最後の青年との会話にその鍵はあったよね。

笑いのセンスはかなりツボ。

テーマ曲(ジャズらしい・・?)がチンドン屋(死語?)の音楽に聞こえたのは私だけ?(/ε\*)


★★★★☆