しまんちゅシネマ

映画ノート

ニュー・ワールド


2005年(米)監督: テレンス・マリック 出演: コリン・ファレル /クオリアンカ・キルヒャー /クリストファー・プラマー     クリスチャン・ベイル / オーガスト・シェレンバーグ 他【ストーリー】1607年、新たな楽園を求めてイギリスの港を旅立った船が、北アメリカのヴァージニア近辺に辿り着く。しかし、そこには先住民のコミュニティが存在した。ニューポート船長は、反乱罪に問われていたジョン・スミスを解放する。スミスは先住民との交渉役を任せれるが、先住民に捕えられた。王の前で処刑されようとする瞬間、王の末娘ポカホンタスが命乞いをし、彼は救われる。二人はやがて恋に落ちるが。
■公開時コピー
 一生を変えてしまう愛がある  
 17世紀初頭、“新大陸”アメリカ。異なる世界のふたりが許されない恋におちた――

■見所
・テレンスマジックといわれる、美しい映像。音楽。
ポカホンタスを演じた15歳の新人クオリアンカ・キルヒャーのピュアな美しさは魅力的。

■感想
・好き嫌いの分かれるこの作品。
 ポカホンタスが自然と一体化するピュアな映像と音楽にいきなり心を奪われてしまった。
 いい感じ! この映画好きかも!!

 でも、残念ながらその感覚は長く続かなかったんです。

 多分原因の一つは、ジョン・スミスを演じたコリン・ファレル
 個人的に顔が好きになれない。ポカホンタスと絡みそうになるともうゾワっとしてしまって・・・
 マリック監督。どうせなら人物含めて美を追求しようよ! そう言いたくなったのは私だけ?

 なーんて思ってたら、後半はまた、全く違った展開に。
 正直、予想外でした。でも個人的には安心した。という感じ。
 映像的にはこっちが断然綺麗ですから。

 本作はニューワールドを求めてやってきた人々についての説明は少ない。
 そっちよりも、むしろポカホンタスとジョン・スミスの悲恋、彼女の生涯を
 映像、音楽の美しさでもって楽しむべき作品かなぁ。

 
 ただ、映画自体の意図するところはなんだったのか。
 少し焦点はぼやけ気味でしょうか。

 ★★★☆☆