しまんちゅシネマ

映画ノート

真実の行方


1996年(米) 監督:グレゴリー・ホブリット 出演:リチャード・ギアローラ・リニージョン・マホーニーアルフレ・ウッダード フランシス・マクドーマンドエドワード・ノートンアンドレ・ブラウアー【ストーリー】大司教惨殺事件で逮捕されたのは、彼の侍者のアーロンという青年だった。売名家と呼ばれている弁護士マーティンは、事件の話題性から無償での弁護を申し出た。あどけないアーロンの表情を使ったマーティンの作戦も、明らかにされていく宅地開発に絡む大司教への恨みや“悪魔払い”の名のもとにビデオに収められた醜聞も、元恋人の検事ジャネットによって次々と提出される物的証拠の前にはなす術が無かった。そんな時、アーロンの精神分析を担当したアーリントン女医がつかんだ事実とは……。
■感想
エドワード・ノートンの代表作の一つとして、ずっと観たかった作品。やっと鑑賞しました。

話題性を重んじ、真実がどうかよりも裁判に勝つことが最も重要と豪語する弁護士マーティンにリチャード・ギア
大司教惨殺の容疑者として逮捕されたアーロン(エドワード・ノートン)の弁護を自ら申し出ます。

常におどおどした表情で、虫けら一つ殺しそうにないアーロン。
果たして犯人は誰なのか?マーティンは元恋人の検事ジャネットとの攻防を制し
アーロンの無罪を勝ち取ることが出来るのか。。。

これは面白かった。すでに多くの人が鑑賞し、有名な結末なのかもしれませんが
私には驚愕のラストでした。
天使と悪魔の顔を演じ分けたノートンの演技は確かに凄い。というか怖い!
ジャネットを演じたローラ・リニーもマーティンへの思いを秘めながら
勝ち気に知的に、戦う女性検事を演じていてとってもナイス。

私は個人的にリチャード・ギア大好きなんですよーw
大根といわれようと、彼は素敵。
この作品ではギアさまのいろんな表情を楽しむことが出来ます。
したたかで、売名家といわれていても、このマーティンにはハートがありました。
悪徳になりきれない彼が、判決後裏玄関から法廷をあとにする姿にしびれました。

エピソード的に不要かなぁ?と思う部分もあったのですが、
マーティンの正義感などを引き出すためには必要だったのかなとも思います。
評価甘めですがギアさま好きなので~(笑)

★★★★☆