しまんちゅシネマ

映画ノート

エネミー・オブ・アメリカ


1998年(米) 監督:トニー・スコット 出演:ウィル・スミス/ジーン・ハックマンジョン・ヴォイトリサ・ボネレジーナ・キング バリー・ペッパーガブリエル・バーンジェイソン・リー /スチュアート・ウィルソン トム・サイズモア/スコット・カーン/ジャック・ブラック【ストーリー】弁護士ディーンはある日、本人も気づかないままに暗殺事件の証拠を手にしてしまう。事件の首謀者は、NSA(国家安全保障局)の行政官レイノルズ。NSAは最新鋭のテクノロジーを駆使した隠蔽工作を開始し、ディーンを証拠と共に抹殺しようとする。愛する妻の信頼と職業上の成功を失い、犯罪者の濡れ衣まで着せられ、追いつめられるディーン。孤立無援の彼は元諜報工作員ブリルを味方につけ、全能の監視追跡システムを操る巨大な敵を相手に、反撃を開始するが……。
■感想
テロ行為を防止するための衛生監視、盗聴。電話はもちろんメールのすべても国家に監視されている。
怖いけど、これは絶対に存在する技術ですよね。

たまたま殺人事件の証拠を手にしてしまった弁護士ディーン(ウィル・スミス)。
NSAのテクノロジーを駆使した執拗な追跡。
この追跡劇にカーアクション、ウィル・スミスの小ネタが加わり、結構エンターテインメントな一作。

どこにも政府のモニターが網の目のように張り巡らされてて、どうやって逃げ出せるの???
そこに登場するのがジーン・ハックマンです。
かなりいいです。もちろん渋くてらっしゃるんですが、笑いどころもきちんと押さえてるところ
演技のセンスを感じますよね!
ウィルとのコンビも合いそうで合わない、いや、合わなそう合ってる。。かな。(笑)

どこまでもワリーやっちゃーのジョン・ヴォイト。彼はこれでいいのです。

そして、なんと言っても嬉しいのが脇役で登場のジャック・ブラック
衛星管理システムのオペレーター。テクノロジーを駆使し、コンピューターオタクみたいな役。
ちょっと似合わない気もしなくもないけど、
チャチャっとコンピューターを操り、ニヤリと不気味に笑うところがス・テ・キ(≧∪≦)
ちょっと壊れかけの感じもJBならでは。

国家の管理によって、人のプライバシーなんてなくなるなぁとちょっと背筋が寒くなる作品ですが、
なんたって出演陣が豪華でしょ。最後まで楽しく鑑賞できました。

途中展開が早いので、頭しっかり回転させないと置いてけぼり食らうかも。(私だけかな?w)


★★★*☆