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映画ノート

ミス・ポター


2006年(イギリス/アメリカ)監督:クリス・ヌーナン出演:レニー・ゼルウィガーユアン・マクレガーエミリー・ワトソン/ビル・パターソン/バーバラ・フリン   マッティエロック・ギブス/ロイド・オーウェン/アントン・レッサー【ストーリー】1902年のロンドン。世の中には、まだヴィクトリア王朝時代の封建的な風潮が残り、上流階級の女性が仕事を持つなど考えられなかった。そんな中、裕福な家庭に育った32歳の独身女性ビアトリクス・ポターは、幼少の頃に湖水地方で出逢った動物たちの物語を絵本として世に送り出したいと考えていた。そしてある日、彼女の念願が叶い、青い上着を羽織った愛らしいうさぎ“ピーターラビット”を主人公にした物語が、経営者のウォーン兄弟によって出版されることに。すると、その“ピーターラビットのおはなし”はたちまちベストセラーとなり、シリーズ化される。また一方、経営者兄弟の末弟で編集者のノーマンと次第に惹かれ合い、恋に落ちるビアトリクスだが…。
■感想
世界一有名なうさぎさんピーターラビットの生みの親、女流作家ビアトリクス・ポターの半生を綴る伝記ドラマです。

DVDの予告で観た絵本の中から動き出すうさぎたちが可愛くて、可愛くて!!

ネットレンタルのリストトップにあげていたものの、なぜか「しばらくお待ちください」状態。
うーーーん、早く観たいよ~!ってことで、待ちきれずにDVDをゲットです。

今から100年以上も前のお話なんですよね~。
イギリスの上流階級に生まれたビアトリクス(レニー・ゼルウィガー)。
幼い頃から自然に息づく動物たちを描き、お話を作るのが大好きな少女でした。

ピーター・ラビットのお話に登場するキャラクターたちの多くは、もう少女のスケッチブックの中に登場してたのですね。

親が薦める相手との結婚に魅力を見いだせなかったビアトリクスは、ピーターラビットのお話を子供向けの本にして出版することを決めます。そこで出会ったのが新米編集者のノーマン(ユアン・マクレガー)。

ノーマンにとっては初めての仕事。
ビアトリクスの描く絵に惚れ込み、出版に情熱を注ぐノーマン。
二人が意気投合し、互いに惹かれ合うのに時間はかかりませんでした。

純粋な二人のやり取りが何とも言えず微笑ましいのです。
二人の恋の行方は。。。


久々にナチュラルなレニーの演技が可愛らしく、そして涙を誘います。




ユアン・マクレガーの純粋な感じもステキ。
彼は「スター・ウォーズ」のオビワンという超人気作品の役を得ながら、そのキャラクターに縛られることはないですよね。
シリアスな役からおちゃらけな役まで、どれもドンピシャに演じるところが凄い!
ノーマンの姉を演じたエミリー・ワトソンもやっぱり上手いなぁと思わせてくれます。


映画後半は、涙涙になってしまいましたが、とっても好きな作品でした。
映画の中でピーターが瞬きしたりするたびに心が躍る思い(笑)
うさぎ好きには、これたまらないわ~。

ティーセットがステキだったりと、イギリスの家の様子にもワクワク、奇麗な景色にもうっとりです。


★★★★☆