しまんちゅシネマ

映画ノート

スターダスト


2007年(アメリカ/イギリス)監督・製作・脚本:マシュー・ヴォーン原作:ニール・ゲイマン『スターダスト』(角川文庫刊)出演:クレア・デインズ/チャーリー・コックス/シエナ・ミラー/ベン・バーンズ/リッキー・ジャーヴェイス   ジェイソン・フレミングルパート・エヴェレットピーター・オトゥールミシェル・ファイファー   ロバート・デ・ニーロ【ストーリー】イングランドの外れにあるウォール村。小さなその村の端には決して越えてはならない壁があり、一箇所だけ開いた穴は、昼も夜も門番がしっかりと見張っていた。ある夜、18歳の青年トリスタンは、村一番の美女ヴィクトリアの気持ちを勝ち取りたい一心で、壁の向こうに落ちた流れ星を愛の証としてプレゼントすると誓うのだった。そして恋に焦がれる青年トリスタンは、父ダンスタンの協力でついに壁の向こう側に広がる魔法の国へと足を踏み入れる。ところが、その流れ星を狙っていたのはトリスタンだけではなかった。永遠の若さを手に入れるため400年もの間その流れ星を待っていた魔女の三姉妹、さらには亡くなったストームホールド王の後釜を狙い殺し合いを繰り広げる7人の王子の生き残りたちも、後継者の証である流れ星を求めて激しい争奪戦を繰り広げていたのだった…。
■感想
ロマンティック・ファンタジー!!! これは楽しい~!!

物語は遥か昔のイングランド
村の外れには大きな壁。壁の向こうに決して行っちゃいけない。なぜならお隣は魔法の国だから。
その発想から痺れるじゃない?

ある夜、夜空を眺めていたヴィクトリア(シエナ・ミラー)とトリスタン(チャーリー・コックス)は
お隣の魔法の国に流れ星が堕ちるのを目撃。恋するヴィクトリアの心を射止めたいトリスタンは
彼女の誕生日プレゼントに流れ星を持って帰ると約束する。…なんだそりゃ、なんですけどねw

そして遂に門番の隙をついて壁を越えたトリスタン。
流れ星の堕ちたところにたどり着いてみると、そこには星のかわりに美しい娘(?)が!
よーく聞いてみると、イヴェイン(クレア・デインズ)と名乗るその美女こそが流れ星だったのです! ヒェ~ッ!!



とまぁ、ファンタジー慣れしていない私はこの辺りまで,多少戸惑うのですが(笑)
ここさえしゃんと飲み込めば、後はなんと楽しいことでしょう!

とにかく流れ星をお持ち帰りしようと、イヴェインを連れて村へと歩き出すトリスタン。
これはトリスタンの成長物語でもあるよね。

でもこの流れ星を狙ってる奴らがいたのです。

まず永遠の命と美しさを手にしようとする、魔女3姉妹!
選手代表にミシェル・ファイファー!!!
若返りの術で奇麗になって、星の争奪に向かうのだけど、途中、途中、ちょっと魔法を使っては
ボロボロと老けていく(爆) なんたって御年400歳は軽く越えてる訳で、一刻も早く流れ星にありつきたい!!
いやー、「よくこんな役やったな」ってのは、他の方のレビューで散々聞いてはいたものの、
ミシェル・ファイファーあっぱれですよ。完璧です! もう拍手!!


さて、星を狙うもう一つの集団が国王の父が亡くなり、王の座を争う7人の王子たち。
彼らもまた流れ星を所有することは王の証しとあって星の争奪に乗り込むのです。

まぁ、熾烈な争いに敗れた死んでいった王子たちは次々に幽霊になって、行方を見守る傍観者となるのですけどね、
それがまたオフビートで、これ、私的にかなりツボ(爆)


旅の途中で出会った海賊船の船長にロバート・デ・ニーロ。プププ…(≧∇≦)
まず観て笑ってください。最高です!
でもって、この海賊船(海賊飛行船?w)ジブリの世界を彷彿とさせますよね~。


さてさて、流れ星は誰の手に?



壮大な景色を背景に繰り広げられるスペクタクルな冒険、そしてロマンス。
期待以上に楽しめました!!  こういうの大好きです。


トリスタンを演じたチャーリー・コックスいいですね。
最初に観た時は「いまを生きる」のイーサンのルームメートロバート・ショーン・レナルドかと思いました。
いつまでも年とらないなぁ…なんて。なわけないか^^>" 似てません?



★★★★☆