世界でいちばん不運で幸せな私
オスカー特集16日目。 主演女優賞候補 マリオン・コティヤール!
「エディット・ピアフ~」の素晴らしい演技で、ヨーロッパの各映画祭で主演女優賞を独占。ゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディ部門でも女優賞を受賞しています。
今日はマリオンの作品から「世界でいちばん不運で幸せな私」を観てみました。
いやー、これまたエキセントリックな作品でしたね~。
2003年(フランス/ベルギー)監督・脚本:ヤン・サミュエル出演:ギョーム・カネ/マリオン・コティヤール/チボー・ヴェルアーゲ/ジョゼフィーヌ・ルバ=ジョリージェラール・ワトキンス/ジル・ルルーシュ/ジュリア・フォール/レティシア・ヴェネチア【ストーリー】ジュリアンとソフィーは小学校の同級生。母親が重い病気にかかっているジュリアンと、ポーランド移民であるためイジメにあっていたソフィーはひょんなことからあるゲームを始める。それは相手が出したひとつの“条件”をクリアするというもの。そしてそれを交互に繰り返す。 “相手が仕掛けるゲームに絶対にのる”が唯一の鉄則。最初は互いを慰めるための無邪気な遊びにすぎなかったが、それは次第にエスカレートしていく。やがて大人になった2人は、依然としてそのゲームにとらわれていた。互いに特別な想いを抱きながら素直になれず、そしていつしか2人は別々の人生を歩み始める…。■感想
いやー、これまたエキセントリックな作品でしたね~。
幼なじみのジュリアンとソフィー。
幼い頃に始めた二人だけのゲ―ムは、【相手が出した条件をクリアする】というもの。
「ゲーム!」と言われ、条件が出されると、絶対にのらなければならない。それが鉄則。
「ゲーム!」と言われ、条件が出されると、絶対にのらなければならない。それが鉄則。
やがて大人になってもゲームは依然やめられない‥。やめるきっかけって、案外難しいものですよね。
試験の当日も「服の上から下着をつける」なんて条件を出されれば受けて立つしかない。
で、こんな格好で学校に行っちゃいます。@@ 写真分りにくいですが、赤いおパンツ穿いてるんですよw
で、こんな格好で学校に行っちゃいます。@@ 写真分りにくいですが、赤いおパンツ穿いてるんですよw
そんな彼らもいつしかお互いの中に特別な感情が芽生えていることに気付くものの、
何をいっても「それはゲーム?」ってなっちゃって上手くことが運ばない。
何をいっても「それはゲーム?」ってなっちゃって上手くことが運ばない。
結局はこのゲームに運命を翻弄される二人なのでした。
いやはや、途中までは「あり得ない!」ことの連続で、そりゃないだろ~と少々引き気味に観てました。
でも後半から、ちょっと見方が変わっちゃったんですよね~。
でも後半から、ちょっと見方が変わっちゃったんですよね~。
現実的にどうなの?とか、周りの人間のこととか考え始めると、絶対に共感できないお話になりそうです。
でもジュリアンとソフィーの究極のラブストーリーと考えると、そのピュアな思いに胸を打たれるのですよ。
でもジュリアンとソフィーの究極のラブストーリーと考えると、そのピュアな思いに胸を打たれるのですよ。
ラストはちょっと切なくもあり、温かくもあり、、とっても不思議な感覚に包まれます。
ジュリアンにギョーム・カネ。ちょっとやわな感じだけど、味わいのある若手俳優という印象を持ちました。
ソフィーにマリオン・コティヤールです。
特殊メイクはありません。バービー人形みたいにスタイルがいいですよね。
劇中ずっと流れるテーマ曲が、なんとエディット・ピアフの「ばら色の人生」ではありませんか!
大人になったソフィー(マリオン)が直接歌うシーンはないものの、クライマックスではジュリアンが愛を告げる手段として歌ったりと、非常に大きな意味のある曲として登場するんですよね。
ここですでにマリオンにはこの曲との出会いがあったことに驚きでした。
大人になったソフィー(マリオン)が直接歌うシーンはないものの、クライマックスではジュリアンが愛を告げる手段として歌ったりと、非常に大きな意味のある曲として登場するんですよね。
ここですでにマリオンにはこの曲との出会いがあったことに驚きでした。
好き嫌いのわかれる作品かもしれないけれど、個人的には「あり」でした。
★★★*☆