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映画ノート

ゲット・スマート


2008年(米)監督:ピーター・シーガル出演:スティーブ・カレル、アン・ハサウェイドウェイン・ジョンソンアラン・アーキンテレンス・スタンプテリー・クルーズ、デイビッド・ケックナー、ジェイムズ・カーン、マシ・オカ、ネイト・トレンス、ケネス・デイビシアン【ストーリー】米国のスパイ機関“コントロール”に所属するアナリスト、スマート(スティーブ・カレル)は、凶悪な犯罪組織“KAOS”の企む世界征服の陰謀を阻むべく、日夜、分析に没頭していた。やがてエージェントに昇格したスマートは、屈強なスーパースターであるエージェント23(ドウェイン・ジョンソン)と組んで現場で活動することを夢見ていたため、やる気満々だったが、彼が組まされたのは、愛らしいが無謀なエージェント99(アン・ハサウェイ)。現場の経験がほとんどなく、時間もない中で、スマートはわずかなスパイ用の小道具と抑えきれないほどの情熱だけを武器に、KAOSのボス、ジークフリートテレンス・スタンプ)の破滅的な陰謀を阻止しなければならなくなる…。
■感想
金曜日に公開され、週末だけで予想を大きく上回る42億円の興行をあげ、初登場一位を果たした、ハチャメチャスパイコメディです!

この作品、もとは1965~70の応年のテレビシリーズ。脚本にメル・ブルックが名を連ね、日本でも「それ行けスマート」として人気を博していたようです。懐かし~い~!と思う方も多いのでは?

今回、主役のスマートを演じるのは「40歳の童貞男」でブレイクのティーブ・カレル
遅咲きながら、今やナンバーワンコメディアンですね。今回特に身体張ってますよ~^^;

スパイ機関コントロールに所属する新米エージェントの、スマート(カレル)、遅咲きながらも自分なりのオタクスパイグッズを駆使して奮闘する様子は、カレルさんご本人のキャリアにも被って見えますw

なんせ、まだ経験が浅いものだから、お役立ちグッズを上手く使いこなせていないところが笑わせてくれるんですね。
テレビシリーズを知らないので、グッズの数々がオリジナルと同じものかどうかは分りませんが、自分の履いてる靴を電話として使うのはオリジナルと同じだそうで、、これ携帯電話の原型でしょうか(笑)


スマートはドジで散々イタい目に遭うんですが、なかなか頭が切れるところもミソで、
彼独特の誠実な雰囲気と体当たりな演技で、思わず応援したくなります。

そしてなんと言っても共演のアン・ハサウェイがとっても奇麗でカッコ良く、作品に華を添えてるんですね~。
カレルさんとの会話も楽しく、ちょっとしたロマンスもお楽しみなところ。

脇を固める役者陣も何気に豪華で、スターエージェントにドウェイン・ジョンソン(ロック)、スパイ組織のボスにアラン・アーキン、陰謀を企てるKAOSのボスにテレンス・スタンプ

その他日本人俳優マシ・オカさんが本作でハリウッド・プレートに手形を刻んだことでも話題になりました。
あ、カメオで登場のビル・マーレイにも笑えます。彼と気付いてあげてねw


笑いの種類としては、知的と言うよりもハチャメチャで、映像的な笑いの方が多いため、批評家からの評価は低いようです。
それでも最高の笑いと絶賛する人も多く、事実、劇場は笑いに包まれ、エンドロールでは拍手も起こりました。
カレルだから面白いと思う部分も多く、私も笑わせてもらいましたよ。

監督は「50回目のファーストキス」「裸の銃(ガン)を持つ男PART33 1/3/最後の侮辱」のピーター・シーガル
「裸の~」のオマージュ?というシーンもあり笑えました。(レスリー・ニールセンよりも可愛いです、あ、お尻ね‥^^;)

日本公開は秋だそうです。



★★★*☆