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映画ノート

ソダーバーグ新作『エージェント・マロリー』

スティーヴン・ソダーバーグの新作は、美貌の格闘家ジーナ・カラーノを主演に迎え
本格的アクションで魅せるスパイものスリラーです。


エージェント・マロリー
2012年(アメリカ)
原題:Haywire
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジーナ・カラーノマイケル・ファスベンダー
ユアン・マクレガービル・パクストン
チャニング・テイタムアントニオ・バンデラス
マイケル・ダグラスマチュー・カソビッツ、マイケル・アンガラノ



ジーナ・カラーノ演じるマロリーは、民間軍事業のもとで働く女工作員。
バルセロナで人質事件を成功に収めた直後、
経営者ケネスの指示でダブリンへと飛ぶ。しかしそれは罠だった。




ソダーバーグに見出され、映画デビューを飾った主演のジーナ・カラーノは、
アメリカで美貌実力ともにナンバーワンの格闘家らしく
身体能力の高さを見せ付けます。
アクションもCGでそれなりに見せることは可能な昨今とはいえ
本物のアクションが一味違うのは、ジェイソン・ステイサムの映画を観ても明らかで
カラーノの存在は、アクション映画に新しい風を吹き込みそうな予感。

内容はダブリンで突如命の危険にさらされることになるマロリーが
陰謀の元を探りながら立ち向かうさまを描くというシンプルなものだけど
女優としては素人のカラーノを支える俳優人がたいそう豪華でね
民間軍事事業所の所長ケネスにユアン・マクレガー
事業所に委託する政治家にマイケル・ダグラス
バルセロナでコンビを組むエージョントにチャニング・テイタム
ダブリンで恋人を装うイギリス人諜報員にマイケル・ファスベンダーなど!!

時間軸が前後することから、最初少し判りにくいですが
殴る蹴るの格闘技的アクションにこだわった本作は
女相手に死闘を繰り広げる有名俳優たちの姿に唖然とする
これが正しい見方ですねw

はさみ技に至ってはレナ・オリンか!?だし、
さり気にユーモラスで楽しめました。
さて、カラーノにボコボコにされるのは誰でしょう(笑)

バルセロナでの一連のシーンを映像のみで見せるなど
ソダーバーグの実験心も垣間見れます。

日本公開は9/28~

★★★☆