しまんちゅシネマ

映画ノート

パルプ・フィクション


1994年(米)監督・原案・脚本:クエンティン・タランティーノ出演:ジョン・トラヴォルタサミュエル・L・ジャクソンユマ・サーマンハーヴェイ・カイテルティム・ロスアマンダ・プラマー/マリア・デ・メディロス/ヴィング・レイムス/エリック・ストルツ/ロザンナ・アークエットクリストファー・ウォーケンクエンティン・タランティーノスティーヴ・ブシェミブルース・ウィリス【ストーリー】強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルスを軸としたこれらの物語がラストに向けて収束していく。
■感想
最近になって、やっと最後まで観ました。遅い!^^;
先日記事にしたWEEKLY選出のベストムービーにも選ばれてましたよね。
もっと感動出来るものとかもありそうなんだけど、それでもこれをトップに選んじゃう気持ち、解らんでもないです。
なんたって会話が面白いし、痛快! タラちゃん絶好調ですよね。

時間軸をずらしながら展開するオムニバス的な一作。

冒頭、ファミレスでティム・ロスアマンダ・プラマーが恋人同士のヨタ話に花を咲かせてるのかと思いきや、
なんといきなり拳銃ぶっ放し強盗が始まる(笑)
ここで流れる音楽には胸躍ってしまいますよね。これだけでもうワクワク!カッコいい~。

ジョン・トラヴォルタサミュエル・L・ジャクソンの繰り広げる、バイオレンスと可笑しさのバランスは最高!

ギャングのビンセントを演じたトラさんにとっては見事な復帰戦となったわけで、
この映画がなければ今の彼は存在しないかも。ユマ・サーマンとのダンスシーンは有名ですね。

この後ドラッグでおっちにかけ、とんでもない姿を見せるユマにしてもこれで一皮むけたのかもしれません。
タラちゃんやってくれますよね。美人女優もこの扱いですから。

個人的にはユマがトラさんに話して聴かせるジョークに大ウケ。
Three tomatoes are walking down the street- a poppa tomato, a momma tomato, and a little baby tomato. Baby tomato starts lagging behind. Poppa tomato gets angry, goes over to the baby tomato, and smooshes him... and says, Catch up.
というものだったんだけど、これCatch upがトマトを潰してできるケチャップに音が似てるところがミソの
完璧なるダジャレの世界。これを日本語でどう訳したんでしょうね。気になりました(笑)

あとはハーヴェイ・カイテルのキャラがたまらず好き!!
無意味に車を暴走させるところなんか最高です

タラちゃんはドラッグバイヤーのランスの役とどっちやろうか迷った末にジミー役を選んだそうですが、
ジミーをやりたかったからというよりは撮影上の理由みたい。

この映画ではトイレに入っている間に‥っていうのが結構キーになってますね。
運命を分けてしまうトイレ。。入る時には忘れ物のないように(笑)

ラストシーンでサミュエルがかますバイブルうんちく。これでティム・ロスを退散させるわけですから凄い! 
聖書ってどんだけパワーがあるんだ~と思い、聖書読んでみようかなと言う気持ちにさえなったんですよ。
映画の中で羊飼いの話しってよく出て来るしね。
でもこのバイブルうんちくの大半はタラちゃんとサミュエルの作り話なんだそうで。なんだ、聖書買わなくて良かったよ^^;


とにかくこれはツボどころ満載。楽しめました。


★★★★*