しまんちゅシネマ

映画ノート

アイズ


2008(米)監督:ダヴィド・モロー/ザヴィエ・パリュ 出演:ジェシカ・アルバアレッサンドロ・ニヴォラ/パーカー・ポージー【ストーリー】5歳で視力を失った盲目のバイオリニスト、シドニーは、姉の勧めもあり角膜移植手術を受ける。手術は成功をおさめたが、シドニーは視力の回復とともに、おぞましいシーンを見るようになった。移植手術がドナーの記憶を引き継ぐ例があることを知ったシドニーは、その幻影の理由を探ろうとするが‥。
■感想
角膜移植手術を受けた16歳の少女が、手術後1週間で自殺を遂げたという事実をもとに作られたバン兄弟によるタイ製ホラー「the EYE 【アイ】」のハリウッドリメイク版です。
製作にも名を連ねるトム・クルーズがリメイク権を獲得したことが話題になりましたね。

ストーリーは、手術後、自分にしか見えない幻影を見るようになる主人公が、その原因は移植した角膜にあることに気付き、ドナーを探し当て、真相を突き止めていくというもの。



主演は先頃出産しママになったジェシカ・アルバ
自分に見えているものが、死者であることを知る辺りの描写は怖かったですね~。
エレベーターのシーンが一番怖かった(泣)
でもアジアっぽい怖さを感じたのはここくらい。
オリジナル未見なので比べられないのですが、死神的な描写も西洋的で、アジアのジメジメした怖さを期待すると外れということになるかも。
ドナーの抱えて来た苦しみを知り、託された思いを遂げようと主人公が奔走するクライマックス。
ラストは清々しささえ感じるものでしたが、(よく考えればツッコミどころはありますが^^;)これはオリジナルともしかしたら違うのかな。
良い意味でも悪い意味でもハリウッド的な仕上がりだったと思います。

怖さが足りない点や、ジェシカ・アルバのバイオリンを弾くシーンの酷さがネックになったのか、アメリカでの評価は芳しくありません。

でも個人的には、心理サスペンスとして楽しめたし、何より心霊もの苦手な私には程よい怖さなのが良かったです。

日本ではまだ公開情報ないですが、ジェシカ・アルバちゃんだし、これは公開されるんじゃないでしょうか。


★★★*☆