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映画ノート

キスキス、バンバン

2005年(米)監督:シェーン・ブラック出演:ロバート・ダウニー・Jr/ヴァル・キルマーミシェル・モナハン/コービン・バーンセン/ダッシュ・ミホクラリー・ミラー/ロックモンド・ダンバー/シャニン・ソサモン/アンジェラ・リンドヴァル【ストーリー】ニューヨークのしがない泥棒ハリー・ロックハート。ある時、警察に追われていて思わず逃げ込んだのは、ハリウッド映画のオーディション会場。俳優に間違われたハリーはオーディションをパスし、探偵役のスクリーンテストのためにロサンジェルスへ。彼はそこで役作りのため、通称“ゲイ”と呼ばれている本物の私立探偵ペリーに弟子入りすることに。一方でハリーは、女優を夢みてハリウッドへやって来た幼なじみハーモニーと再会する。やがてハリーとペリーは奇怪な事件に遭遇。さらに、ハーモニーの妹も謎の自殺を遂げ、事態は混沌の度を深めていく…。

  プチプチコメディ祭り第一弾【2/5】!ウェルカム・バック、ダウニーさん『キスキス、バンバン』

■感想
ロバート・ダウニー・Jr扮するコソ泥ハリー。盗みに失敗し逃走中、思わず逃げ込んだ先が俳優のオーディション会場。
渡されたシナリオの台詞が、自分の心情に異常に近いものだった事から、ついつい感情が爆発。
それがとてつもなく良い演技と評価され、オーディションにパスしちゃった。

 

俳優もいいかも~ってんで、言われるままにロスに赴き、役作りのため私立探偵ペリー(ヴァル・キルマー)に弟子入りするのですが、何故か立て続けに彼らの周りで殺人事件が起こってしまいます。
被害者の一人がハリーの幼なじみ、ハーモニー(ミシェル・モナハン)の妹だった事から、ハリーとペリーのデコボコ探偵コンビは、事件の解明に乗り出すことになるのですが、果たして‥というお話です。

 

ノワールで粋な応年のスパイものを連想させるオープニングから引きこまれますね。

 

で、これってジャンルはなんでしょう。
クライムサスペンスの探偵ものであり、アクション満載のバディものであり、ロマンスも少々。
しかも全編に渡ってブラックな笑いが満載。

 

死体におしっこを、、とか、指が、、とか、犬が、、とか(笑)
何度か「えーーーっ?」って言いながら爆笑するシーンがありました。
映画や俳優ネタを盛り込んでるのも笑える。

 

ヴァル・キルマーなんてゲイの役ですからね。
一見ゲイっぽくはなく、ゲイである必然性があるのか?と思っていたら、窮地に立った時にゲイが役に立ってました(笑)
制作者はペリー役にハリソン・フォードを使いたかったらしい。確かにハリソンだとまた面白いものになったかも。

 

今年よくみるミシェル・モナハンもセクシ可愛く、元気に大活躍。ってか、ずっとサンタさんで寒そうだったわ。


 

すごく面白く観たものの、事件解決の流れが、おバカな私には少々分りづらかったのね^^;
テンポも良く、軽快な展開はいいのだけど、登場人物がいっぱい出て来るのが苦手なのです。
もう一回観直すと、もっとスッキリできそうなんだけど、、理解力の問題かも。すみません。

 

ブラックなところもあるけど、これはもう笑い飛ばしちゃうのが正解ですね。



★★★*☆