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映画ノート

ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ<未>


2007年(英)監督:デヴィッド・シュワイマー出演:サイモン・ペッグタンディ・ニュートンハンク・アザリア/ディラン・モーラン/アミート・チャーナ

プチプチ・コメディ祭り第一弾はサイモン・ペッグの新作『ラン・ファットボーイ・ラン(原題)』!

■感想
デニス(サイモン・ペッグ)はちょっぴり太り気味の極普通の男。
女物衣料品店の警備員を勤めるデニスは、5年前、やってはいけないことをやってしまった。
結婚式の当日、怖じ気づいて、妊娠中の恋人リリー(タンディ・ニュートン)を残し、式場からとんずらしてしまったのだ。

それから5年後、リリーには新しい恋人ができ、どうやら結婚の話しも。
リリーと息子とやり直したいと思うデニスは、リリーの恋人に挑むため初めてのマラソンに参加する事に。
さてさて結果は、、というお話です。

人気テレビドラマ『フレンズ』でロイを演じたデヴィッド・シュワイマーの初監督作品です。
主演は『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』のサイモン・ペッグ

冒頭、結婚式を控え、緊張しまくりのサイモンのちょっと長髪な姿に笑えます(笑)

式場からも逃げ出したデニス。「だって、でも‥」いつも言い訳ばかりで、これまでの人生何をやっても中途半端だった。
そのことに気付いたデニスは、リリーと息子を取り戻すために新しい自分に挑戦するのです。

初監督作品ということで、多くは期待せずに観たのですが、思いのほか面白かったですよ。
やっぱりサイモン・ペッグがいい味出してくれるんですよね~。
しかも今回は珍しく恋愛もの。加えて多分にスポ根ものでもあるんですね。


笑えるのは、サイモンがスポーツジムのロッカー室でシャワー後のハンク・アザリアの裸体を目にするシーン。
実は予定ではその「部分」は布で覆っての撮影のはずだったのに、実際は布を使わず「丸出し」(爆)
これをサイモンには内緒にしていたため、サイモンのビックリ顔は「素」なんですね~。
このシーン、ぜひそのことを知ってご覧になる事をお薦めします(笑)

最後は展開も読めるっちゅーもんですが、それでもちょっぴり感動させられます。
デニスの友人、リリーのいとこ役のディラン・モーランって『ショーン~』でゾンビにやられちゃったヘタレな友人だった彼かな。

勿論エドガー・ライト監督のようなセンスのある笑いが満載な訳ではなく、無駄も多いとは思うものの、
最後はホロっとさせてもらえたので、終りよければ、、と思えます。
イギリスの秋の風景もとっても奇麗でしたよ。

サイモン人気で公開されるかも。

★★★*☆