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映画ノート

【映画】殺し屋チャーリーと6人の悪党

 
殺し屋チャーリーと6人の悪党(2014)アメリカ/オーストラリア
原題:Kill Me Three Times
監督:クリス・ステンダーズ
出演: サイモン・ペッグ/スティーヴ・ル・マルカンド/ アリシー・ブラガ 
テリーサ・パーマーサリヴァン・ステイプルトン / ルーク・ヘムズワース
 カラン・マルヴェイ /ブライアン・ブラウン
 
 
美しい海辺の街でバーを営むジャックは妻アリスの浮気に気づき、殺し屋チャーリー・ウルフを雇う。

英国男優総選挙 特集 11回目
 
まだランキング載せちゃだめ?
でも小出しならいいよね?と勝手に判断(笑)
 
今日は総選挙でなんと3位!に輝いたサイモン・ペッグの出演作品を。
いや~、ペッグがトップ3入りとはちょっと驚いた。
 
ペッグが演じるのは泣く子も黙るチャーリー・ブラウン・・
じゃなくて、チャーリー・ウルフ! 
強そうな名前に負けず、残忍クールに仕事をこなす殺し屋です。
 
チャーリーはジャックの妻アリス殺害の依頼を受けるのだけど
アリスの命を狙うものが他にもいたことから、少々ややこしいことになるわけねぇ。
 
 
 
まずペッグをこういう役にあてるところからしてふざけてるよね(笑)
でも冒頭から情け容赦ない冷徹な殺し屋を嬉々として演じていて
彼はこんな役もできるんだと印象付けます。
 
でもちょっとだけふんわりを見せるのがペッグ流。
多分クールに徹することも出来るんでしょうし、そういうのも観てみたいと思うのだけど
キャラ作りの絶妙な塩梅でクライムドラマをコメディで見せることに成功しています。
ペッグ以外のキャストも頑張っていて
女性陣は綺麗だし、それぞれ必死なのにボケをかますところが可笑しい。
『クラッシュ』方式といいますか、それぞれが少しずつ繋がっているところも面白さでした。
 
 
 
 
最後に生き残るのは誰かを予想しながら見るもよし。
シニカルでいておばか、風が吹けば桶屋が儲かる的な味わいが楽しい
痛快なクライム・コメディに仕上がってます。