しまんちゅシネマ

映画ノート

ビューティフル・メモリー


2005年(米)監督:ランドール・ミラー出演:ロバート・カーライルマリサ・トメイジョン・グッドマンメアリー・スティーンバージェンショーン・アスティンダニー・デヴィート/デヴィッド・ペイマー/カムリン・マンハイム/アダム・アーキンソニア・ブラガ/エルデン・ヘンソン/ドニー・ウォルバーグ【ストーリー】妻を亡くしたパン職人のフランクは、ある日、自動車事故で瀕死の男・スティーブに遭遇。フランクは彼が初恋の女性を訪ねる途中だったことを知り、代わりに彼女に会いに行くことを約束する。
■感想

祝オスカー・ノミネート!① 助演女優賞候補 マリサ・トメイ

えーっと、オスカーのノミネートが発表されたので、今日からまた、オスカーシリーズ始めます(*∀*)

一日目は『レスラー』で見事に助演女優賞にノミネートされたマリサ・トメイ! いいですよね、彼女。
『レスラー』も勿論観たいんですが、まだ近くではやってくれない(泣)

それで今日は日本未公開となった本作を。

主演はロバート・カーライルです。
カーライル演じるフランクは妻を亡くし、同じような境遇にある人が集うセミナーに参加しています。
しかし、彼の喪失感はとても大きい様子。

そんな時、ある交通事故の現場に遭遇し、瀕死の男性スティーヴ(ジョン・グッドマン)と出会います。

遠のく意識の中、スティーヴは初恋の人と過ごしたダンスクラブの想い出を語り
彼はその初恋の人と遭いに行く途中であったことを、カーライルに替わりに行って伝えて欲しいと頼みます。
ティーヴに変わり、ダンスクラブを訪ねたカーライルは、そこでマリサ・トメイに出会うのでした。

本作は運命に導かれた、カーライルとマリサのラブストーリーですが、
哀しみを乗り越えようとする人たちの応援歌でもあります。

カーライルは瀕死のスティーブと話しをするうち、自分自身についても語ることとなり、
哀しみに向き合うことになるのですね。
哀しみを抱えていたのはカーライルだけでなくマリサも、そして彼女を愛する義兄も、セミナーのメンバーも同じ。
彼らがスティーヴの事故をきっかけに人生を切り開いて行く様子が温かいです。

ロバート・カーライルっていいですね~。彼の演技には泣かされました。
そしてジョン・グッドマンも感心するくらいうまい!
瀕死の状態でありながら、どこかユーモアが漂ってしまうのも彼ならでは(笑)



↑ダンスクラブのオーナーのメアリー・スティーンバージェンもエレガントで奇麗。
マリサの義兄を演じるドニー・ウォルバーグ。いつもピチピチの衣装。これが似合わないキャラなのが笑えます。

物語りはスティーヴの少年時代、救急車の中、ダンス教室と舞台を変え、時間軸が交差する作り。
ところどころ無駄があって、やや洗練されてないと感じるのが惜しいところですが、
役者の演技も素晴らしく、作り手の映画への愛を感じられ、気持ちのいい作品でした。
多くの人に観てもらいたいです。

マリサも勿論魅力的ですよ!『イン・ザ・ベッドルーム』では足が太くなってたのに、本作では細い!ご確認あれw

しかーし、これも邦題が最低、、ですよね(p_q)



★★★★☆