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映画ノート

散歩する惑星


2000年(スウェーデン/フランス)監督:ロイ・アンダーソン出演:ラース・ノルド/シュテファン・ラーソン/ルチオ・ヴチーナ/ハッセ・ソーデルホルム/トルビョーン・ファルトロム【ストーリー】ここは、とある惑星のとある場所。サラリーマンは突然リストラされ泣きわめく。道に迷った男は訳もなく殴られる。マジシャンは人体切断のマジックに失敗して男を本当に切り刻んでしまう…。そんなある日、家具屋を経営するカールは、保険金欲しさに自分の会社に火をつけてしまう。タクシー運転手をしていたカールの長男トーマスは、人々の悩みを聞かされるうちに自分が精神を病んでしまい、誰とも話せなくなってしまう。今は彼の跡を継いで次男シュテファンがタクシー運転手をしていた。やがて街全体がただならぬ雰囲気に包まれていく…。
■感想
カンヌの国際広告祭で8度のグランプリに輝いているCF界の巨匠ロイ・アンダーソンの不条理ムービーです。

これ構想に20年、撮影に4年を費やしたらしいのですが
気合いが入ってるのか、入ってないのかわからない作品ですね。。


殆どのシーンが固定カメラでの映像。
そこで繰り広げられるのは、よく意味のわからないシュールでブラックな映像。
ワケもなく道ゆく人に飛び蹴りをくらっちゃう外国人だったり
マジックで本当にお腹をのこぎりで切られる観客だったり‥。

で、可哀想で哀しいお話のオンパレードなんだけど、思わず笑っちゃうんですね。
哀しさとおかしさの混在とでもいいましょうか。
まるでドリフのコント集を見てるようで、途中で観客の笑い声を入れてあげたいくらい。
でもって、今気付いたんですが、これどこかの惑星のお話し?(笑)

途中でオイオイなシーンも多くって、十字架にはりつけになるキリストの扱いなど、
これクリスチャンが観たらどう思うんだろうと、ちょっとハラハラだったリ。

で、結局何が言いたいお話なのかよく分りません^^;
愛を求め困惑する人々と申しますか。
多分人間ってこんなものだよという、リアリティを追求したかったのかと、、。


例えばこの動画の冒頭のシーン。老人ホームに暮らす元軍の要人のおじいちゃん。
便器をあてがわれた直後に、100歳の誕生日を祝う軍の面々が登場し、スピーチを始める、、
こう言うシーンの応酬ですわ(笑)
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好みのわかれる作品かもですが、カンヌで審査員特別賞を受賞しています(*>∀<*)



★★★*☆




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