しまんちゅシネマ

映画ノート

サブウェイ・パニック


1974年(米)監督:ジョセフ・サージェント出演:ウォルター・マッソーロバート・ショウマーティン・バルサムヘクター・エリゾンド/アール・ヒンドマン   ディック・オニール/ジェリー・スティラー/トニー・ロバーツ/リー・ウォレス【ストーリー】ニューヨークの地下鉄が4人の男にハイジャックされた。犯人グループは、乗客と引き換えに現金100万ドルを要求、タイムリミット1時間の中で地下鉄公安部、警察そして市当局はどう対処するのか?
■感想
以前から気になっていた作品です。
今年6月にジョン・トラボルタデンゼル・ワシントン主演でリメイク版が公開予定なんですよね。
リメイク版を観る前にこっちチェックしとかなきゃ~ってことで観ました。

ニューヨークの地下鉄が4人の男によってハイジャックされる。
乗客17名と車掌1名、計18名を人質に、犯人は現金100万ドルを要求。
イムリミットは一時間。人質は無事解放され、事件は解決されるのか!

いや~これは緊張しました。
犯人のリーダー格で、無線で要求を伝えてくるのがロバート・ショー
迎え撃つ公安局警部補のガーバーにウォルター・マッソーです。

犯人グループと警察の対決がとってもスリリング!
まず一時間のタイムリミット内に現金を準備し、犯人のところに届けるまでがハラハラドキドキ。
その後、警察により封鎖された地下鉄から犯人がどうやって脱出するのかというのも見物です。

公安局の警部補マッソーさんって、あの風貌ですから、切れ者なんだけどどこか長閑な雰囲気なのね(笑)
犯人のリーダー、ロバート・ショウが対照的に冷徹なヤツなので、二人の対比も面白いところ。



そうそう、犯人グループはグレイ、グリーン、ブルー、ブラウンという色で呼び合ってましたけど、
これって『レザボア~』の原型だったんですね。
ピンクとか入れちゃったのが、タラちゃんらしいなぁとちょっとニヤリですw

地下鉄を乗っ取るという斬新なアイデア、変装した犯人グループの素性が分らない不気味さ、(特にリーダーが不気味)
警察や公安と、犯人とのスリリングな攻防、脱出のアイディア、キャラクターの妙と見所満点。
なるほど面白かったです。

リメイク版ではマッソーさんが演じた警部補にデンゼル・ワシントン、犯人グループのリーダーをトラさんというキャスティングのようですね。さてさてどんな風に仕上るのか。オリジナルを越えるものになるのか。。楽しみです。




★★★★☆