しまんちゅシネマ

映画ノート

パブリック・エネミーズ


関連映画祭り 12本目!

えっと前回は『30デイズ・ナイト』だったのですが、
ここで2度目のライフ・ライン使わせてください!!(≧∀≦)ノ

ってかね、せっかく観て来た映画の記憶が飛んじゃわないうちに記事書きたいんだけど、
これに行き着くまでに、どれだけの作品を観ればいいのやら。。って悩んでたんですよ。

そしたら湾岸ブッチさんの記事で「ジャック・スパロウ気分で」というフレーズを発見!食いつきました~(笑)
ってことで、今日はジョニー・デップ繋がり(繋がってない?w)で『パブリック・エネミーズ』でっす。
2009年(米)監督:マイケル・マン出演:ジョニー・デップクリスチャン・ベイルマリオン・コティヤールビリー・クラダップ   チャニング・テイタムスティーヴン・ドーフスティーヴン・ラング
■感想
1930年代前半アメリカ中西部で銀行強盗を繰り返し、FBIから「社会の敵ナンバーワン」に指名された
伝説のギャング、ジョン・デリンジャーを描いた作品です。


ギャングとして銀行強盗を繰り返しはするものの、彼は一般人から金を奪うことはしなかったらしく
またその鮮やかな手口も評判となり、当時の大衆からは義賊としてもてはやされたようですね。
デリンジャーを主人公にした映画が、これまでにも3本撮られているところからも、その人気が窺えます。

実際のところはどうかは知らないのですが、ジョニー演じるデリンジャーはとにかく魅力的。
不敵な笑みを浮かべ、鮮やかに犯罪を繰り返す男でありながら、一方で仲間を大事にする人情も持ち合わせる。
しかし仲間内に味方を軽んじるヤツがいれば容赦なく制裁を加える怖さもあって、そんなところがカリスマ性に繋がってるのでしょう。

しかしそんなギャングを警察が許すはずもなく、面子をかけて追う訳です。
冷静かつ知的に、ジョニーを追うのがクリスチャン・ベイル
一見穏やかだけど、目的遂行のためには時に冷酷でどこまでも執拗な男にベイルはピッタリ。
警察との攻防も観どころの一つです。

でもでも、わたし的に一番の見所は、恋人ビリーを演じたマリオン・コティヤールとのロマンスなのです!
実際にマリオンとの絡みのシーンはあまり多くはないものの、心で結びついた二人の関係に胸キュンでした。

初めてビリー(マリオン)から好感触を得たときにのジョニーの子供のような嬉しそうな顔。
逃亡暮らしのジョニーが警察を出し抜いてマリオンに再会したときの幸せそうな表情。
ようやく会えたビリーと引き離されるシーンでの泣き顔と、こんなに表情豊かに恋する男を表現したジョニーを初めてみたのもあり、もうやられちゃった!気分です。
ちなみに映画の中で、デリンジャーは親しい仲間からはジョニーと呼ばれています。

マリオンも女性ながら本当にカッコ良いの。
そして、実際のエピソードに、ちょっとだけ脚色を加えたと思われるラストシーンには泣けました。



評価としては賛否あるようですが、ロマンス部分だけでも個人的には大満足。後を引きます。
ファンにはたまらないと思いますよ~。

日本公開は12月です。


★★★★☆