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映画ノート

30デイズ・ナイト


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昨日の『処女の生血』に続いて、今日はヴァンパイア繋がり。
ジョシュ・ハートネット主演で8月に公開が決まってます『30デイズ・ナイト』です。
2007年(米)監督:デヴィッド・スレイド出演:ジョシュ・ハートネット/メリッサ・ジョージ/ダニー・ヒューストンベン・フォスター/マーク・ブーン・ジュニアマーク・レンドール/アンバー・セインスベリー/マヌー・ベネット/ミーガン・フラニック【ストーリー】アメリカ最北の町バロウには、夏には日の沈まない白夜が、冬には夜の明けない極夜が訪れる。日光のみが弱点のヴァンパイアが、30日間太陽の昇らない“終わらない夜”を狙って町に襲来する。ヴァンパイアから住民や家族たちを守るため、保安官・エバンは絶望的な闘いに身を投じていく…。
■感想
ハードキャンディ』のデヴィッド・スレイド監督、サム・ライミの製作によるヴァンパイアものサバイバル・ホラーです。
これ完全にDVDスルーだと思ってました。
ジョシュのキムタク&ビョンホンとの共演が追い風となったんでしょうか。ようやく公開が決まりましたね。

舞台はアラスカ北端の街バウロ。
ここでは冬の間30日間夜が明けない、極夜がやってきます。
光を嫌うヴァンパイアの楽園と化した町。
生き残りをかけた闘いに、人間は勝利することができるのか、というお話です。
30日間、どう闘うのかというサバイバルを楽しむ作品でもあります。

この作品では、こういう映画の醍醐味であるヴァンパイアであることの悩みとか悲哀はあまり感じません。
サム・ライミが製作に当たってるだけあって、このヴァンパイアがとにかく凶暴で野蛮。

ヴァンパイアの特徴は組み込まれているものの、映画としてはむしろゾンビものの雰囲気ですね。

ヴァンパイア目線でなく、人間のドラマに重きを置いているのが特徴かな。
町の保安官であるエバン(ジョシュ・ハートネット)の死闘を、妻との関係修復というラブストーリーを絡め
切ないストーリーに仕上げてるんですね。

襲撃シーンのグロさとスタイリッシュな映像はサム・ライミらしいところでしょうか。

ヴァンパイアの魔の手から町を救おうと奮闘するジョシュは
決してスーパーヒーロー的に強い訳ではないところが、逆にいい感じでした。

終盤の展開はちょっと斬新で、切ないラストシーンも良かったです。
ヴァンパイアとなってしまう人間の悲哀などにもう少しドラマがあると、もっと深みが出たかもしれません。

多く書くとネタバレになるので控えますが
グロいシーンもあるので、苦手な方はご注意ください。

ジョシュは久々にかっこいいですね。イチローに似てると旦那が言ってましたけど、うん確かに似てる。


8月22日からの公開です。


★★★*☆