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映画ノート

ゾンビ


1978年(米)監督:ジョージ・A・ロメロ出演:デヴィッド・エムゲ/ケン・フォリー/スコット・H・ライニガー/ゲイラン・ロストム・サヴィーニ【ストーリー】ゾンビが増え続ける中、都市からの脱出を試みるSWAT隊員たちとその仲間。ようやくたどり着いた郊外の巨大なショッピングセンターで得た束の間の平和も、乱入して来た暴走族によって終りを告げる……。

ハロウィン・ホラー祭り 12本目! 元祖!『ゾンビ』

■感想
サラ・ポーリー主演のリメイク版は観たんだけど、ロメロのオリジナルを観てなかった^^;

こちら流石元祖ジョージ・A・ロメロですね。
いつのまにやら街にゾンビが溢れ、ショッピングモールに篭って時を待つ人間。
ゾンビに占拠されつつある都市からの脱出をはかる人々の姿を描く、サバイバルなアクション・ホラーです。

ここで登場するのは動きが遅く、人間の肉体をむさぼる以外に何の欲望も感情もない
オリジナルな悲しきゾンビたち。

ゾンビとの格闘は時にユーモラスで笑えるのだけど、何たって数が多い!!
次第に追いつめらる恐怖に加えて、ともに生き抜いて来た仲間がゾンビに変わってしまう恐怖と哀しみの表現が秀逸!

終盤はどこかで生き残ってた暴走族集団がやってきて、主人公たちが占拠していたショッピング・モールで好き放題。
そこで人間同士の抗争が始まってしまう
この期に及んで宝石とか盗んでどうするんだろ。しかも人間同士闘ってどうすんだ
そんな愚かで欲深い人間はゾンビになるっきゃないよね。

ってことで、
主演の一人ヘタレなフライボーイ斉藤洋介(違う?w)は流石の演技でwゾンビ化。お見事!(笑)



一部スプラッターなシーンはあるものの、思ったよりもグロさはなく
サバイバルは楽しめるし、醸し出す終末観も良く、ゾンビものの元祖とされるだけのことはありますね。



★★★★☆