しまんちゅシネマ

映画ノート

あなたは私の婿になる


2009年(米)監督:アン・フレッチャー出演:サンドラ・ブロックライアン・レイノルズマリン・アッカーマン/クレイグ・T・ネルソンメアリー・スティーンバージェン/ベティ・ホワイト/オスカー・ヌニェス/デニス・オヘア
■感想
昨日は『サスペリア2』も『バタリアン』も観たんだけど‥
ホラー祭りもロングランになってきたので、ここらでショート・ブレイクです。

ニューヨークでやり手の編集長として働くマーガレット(サンドラ・ブロック)。
ある日ビザの更新が却下され、国外退去処分を命じられることに。
これまで築いたキャリアをどうしてくれるの?
そこでマーガレットに一案がひらめく。アメリカ人と結婚すればビザは要らない!


バリバリのキャリアウーマンが、国外退去を言い渡されることになり
苦し紛れの思いつきで部下のアンドリュー(ライアン・レイノルズ)と偽装結婚して危機を乗り越えようとするうち
二人の間に本当の愛が芽生えるという、ラブコメらしい(?w)お話。

ホラーが続くとこういうラブコメが観たくなります。


サンドラ・ブロックは御とし45歳? ラブコメのヒロインには少々とうが立ってる気はするけど
そもそもはジュリア・ロバーツに出演を蹴られ、製作総指揮のサンドラが引受けることになったそうな。

サンドラは好きだし面白かったのだけど、実際に仕事バリバリなところはあまり描かれてないし、
泣く子も黙る鉄の女の演出が社内のみんなの反応だけに頼ってるところはちょっと残念。

アンドリューの故郷がアラスカという設定はいいですね。 
家族の絆の深さに自然と触れることが出来るし、土地のみんなが知り合い!的なところも
個人的には多いに共感出来たしw 白夜なのも面白かった。
ただしロケ地はボストン。雪の積もった山などの景色の一部はCGらしい^^;

普通移民で国外退去処分というと、最近ではテロ関係のものを思い浮かべるところですよね。
仕事ができる人間のビザの更新には、普通会社がもっと力を尽くすんじゃ?など不思議に思うところもあるものの
移民問題をラブコメにしてる視点は面白く、時々サンドラにKYな発言をさせるシニカルさも良しでしょう。


アンドリュー役のライアン・レイノルズはスカヨハ嬢の旦那サマだったんですね。
前半の職場での仕事ぶりが魅力的でした。

ヒロインの「根は可愛い女」なところもサンドラにピッタリだったけど
欲を言うと、二人が恋に落ちる過程のトキメキみたいなのをもっと感じさせて欲しかったかな。

おばあちゃんが大活躍でした^^




★★★*☆