しまんちゅシネマ

映画ノート

マイケル・ジャクソン THIS IS IT


2009年(米)監督:ケニー・オルテガ出演:マイケル・ジャクソン
■感想
一週間遅れでようやく観て来ました。

まず公演のために集められたダンサーの冒頭のインタビューシーンからウルウル。ヤバッ^^;
それに続くリハーサル風景に、あぁ、やっぱり往年のキレはないのかなぁと
ちょっと痛々しい気持ちで見ていたのだけど。。
なんのなんの!
徐々に盛上がる素晴らしいパフォーマンスに、ただただ感動してしまいました。

天性の才能もさることながら、小さいときから本当に長いキャリアで音楽に触れて来てるんですものね。
リハーサル中、キーボード奏者やダンサーに的確に指示を出す姿を見ても
彼がそこにいる誰よりも高い音楽性を持っているのは明らか。

そのアイケルが4年間の沈黙を破って復活をかけたロンドン公演まであと数日。
印象的だったのは、マイケルの歌声に陶酔し歓喜の声をあげるダンサーについ呼応して
あっと驚くような声量で歌ってくれたシーン。
「ダメなんだ、やっちゃいけないんだ。声をセーブしなきゃいけないんだから、ダメダメ。」とマイケル。
そっか彼は歌も踊りも本番にそなえてセーブしていたんだ。
これで全てを出し切ったとしたら‥

公演が実現していたら、どれだけ素晴らしいものになっていただろうと思わずにいられない。

共に頑張ってきたスタッフの落胆も計り知れないものがあるけど、
これぞTHIS IS IT!のステージを見せることが出来なかったマイケル自身が一番悔しいよね。



後半は幻のロンドン公演の会場にいるような気持ちでした。
こんな形になってしまったけれど、マイケルの情熱がいっぱい詰まったリハーサル風景を
ドキュメンタリーとして形に残してくれた監督さんに感謝です。

映像のクオリティも素晴らしく、公演で使われるはずだった『スリラー』のMVも最高でしたね。

本当は公開間もなくの週末に行って、みんなの反応を楽しみたかったのだけど
昨日は平日の午前中だったこともあり、(しかもいつもと違うシアターで)観客もまばら^^;
目立った反応もなかったのがとっても残念でした。
帰りに『THIS IS IT』の2枚組CDもをゲット! しばらく浸りそうです。

マイケル今頃は痛みのなくなった身体で思いっきりダンスしてるかもね。
雲の上でムーンウォークかな♪ 素晴らしいパフォーマンスをありがとう!



★★★★★