しまんちゅシネマ

映画ノート

きみがぼくを見つけた日


クリスマスは終わっちゃったんですが、「クリスマスに愛を」の特集があまりに中途半端なので
あと2本いかせてください。
ロマンス作品嫌いな皆さん申し訳ないっす。

ということで機内で観たこちら
2009年(米)監督:ロベルト・シュヴェンケ 原作:オードリー・ニッフェネガー出演:エリック・バナ/レイチェル・マクアダムス/アーリス・ハワード/ロン・リヴィングストン    スティーヴン・トボロウスキー/ジェーン・マクリーン/ブルックリン・プルー
■感想
オードリー・ニッフェネガーの同名小説の映画化
時空間移動型ロマンスというのは好きなジャンルなので、機内鑑賞の最初に選びました。

エリック・バナ演じるヘンリーは過去や未来を行き来するタイムトラベラー。
なんじゃそれはなんだけど、そういう設定なんだから仕方ない。

映画でよく観るタイムトラベルものって、何かの目的を達成するためというものが多い中
本作の主人公ヘンリーの場合、自分の意思に関係ないところで、いきなり時空間移動が起こってしまう。
なんとも厄介な病気という扱い。
そんなヘンリーと、6歳の時に出会ったクレア(レイチェル・マクアダムス)は、何度か自分の目の前に現れるヘンリーに恋していた。
二人はようやく現在で出会い、結ばれるのですが
二人の結婚生活にはさまざまな苦難が待ち受けていたのですね。

タイムトラベルをするのはヘンリーだけど、本作は原題にあるように
「タイムトラベラーの妻」となったクレアの物語と考えたほうがいいのかな。

肝心なときにそばにいない。定職にもつけない夫。
いつしか二人の間がギクシャクしだす頃、クレアを襲う流産。二人の運命は・・・

困難はありつつも、絆を深めていく二人だけど
運命は変えられないということと、過去にもトラベルできるという点で
切ないロマンスになってましたね。

タイムトラベルものとしては、かなりタブーを冒してるし、突っ込みどころも満載だけど
時空を超えてでも伝えたいことがある、逢いたい人がいる。
そんな切なさが詰まったところが本作の魅力と言えるでしょうね。

★★★*☆