しまんちゅシネマ

映画ノート

テキサスの五人の仲間


1965年(米)
監督:フィルダー・クック
出演:ヘンリー・フォンダ/ジョアン・ウッドワード/ジェイソン・ロバーズ/バージェス・メレディス 
    チャールズ・ビックフォード/ケヴィン・マッカーシー/ジョン・クォーレン/ロバート・ミドルトン 

■感想
映画で妄想 世界の旅!一本目いきます。
最初はやはりテキサスからのスタートね
 
西部開拓時代
冒頭、砂埃を上げながら必死の形相で馬車を走らす男
彼は、裁判所につくと別の男を拾う。
「まさか今行ってしまうんじゃないよね~」と追いかけてくる人
どうやら弁護士が裁判を途中放棄した様子
二人を乗せてさらにひた走る馬車。そんなに急いでどこに行くの?
 
実は二人はポーカー大会が開催されるホテルに向かっていたんです。
年に一度、テキサスの金持ち5人が集まって開催される大ポーカー大会
ロビーにはすでに野次馬たちが集まりわいわいがやがや。


そんな中、ホテルに一組の滞在客がやってきます。
それが映画の主役のメレディスヘンリー・フォンダ)とその妻(ジョアン・ウッドワード)。そして息子のジャッキー。
サンアントニオに向かう途中という一家の主メレディスは、ポーカー大会に興味津々の様子!
過去に痛い目にあったことがあるのか妻と子供が大いに警戒する中
見るだけ・・・のつもりが、ついにポーカー大会に参加してしまうことに。
掛け金は農場を買うための全財産!!
さてどうなる!!??
 
って感じで始まるんですね~。
メレディスを演じるヘンリー・フォンダが、なけなしの資金に手を出す様子に
やめとけよ~、どうすんだ~とハラハラ
手持ちの金に限りがあるメレディスは案の定絶体絶命!
 
ところが、そこから映画は思わぬ展開を見せるんですね。しかもダブルでw
これジャンルとしてはコメディ・ウェスタン?w

まじめな印象のヘンリー・フォンダが賭博好きのだめ親父を演じるのも面白いのだけど
なんたって奥さん役のジョアン・ウッドワードがかっこいいのです。
みんなが見とれるほどの器量よしなのに、粋で気丈で・・
ポーカー大会が終わると5人の金持ちたちは
「一生に一度のいい女に会った」的な感慨を持つのだけど
それさえせせら笑ってしまうラストの展開にもドッヒャーでした(笑)
 
ポーカーって必ずしもいい手がきて勝てるってもんでもないんですね。
いかにもいい手を持ってるかのように振舞うことも勝負の鍵
ポーカーフェイスだもんなぁと変なことに感心する映画でした。