しまんちゅシネマ

映画ノート

アンタッチャブル


1987年(米)
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ケヴィン・コスナー/ショーン・コネリー/アンディ・ガルシア/チャールズ・マーティン・スミス/ロバート・デ・ニーロ 
    ビリー・ドラゴ/リチャード・ブラッドフォード/ジャック・キーホー

■感想
今頃観たんかい! シリーズです^^;
デ・パルマの最高傑作というのは聞き知ってたのだけど、
ギャング間の抗争を描いたものと勝手に思い込み、観るのをためらってた作品でした。
でも違いましたね。

30年代のシカゴ、禁酒法の時代に稼ぎまくったマフィアの黒幕アル・カポネを摘発すべく乗り出す
財務省の捜査官とその仲間たちの熱い闘いを描いたお話だったんだ!(って今更っしょ?
 
アル・カポネの息の根を止めるには金銭がらみの違法を暴くべし
 
誰も命は惜しい。でも正義を勝ち取るためには戦わなければならないこともある、として
アンタッチャブルに挑む捜査官グループの面々がとにかくカッコいい!

中でも、平穏な余生に甘んじていた警察官マロニーを演じるショーン・コネリーがいい。
若く野心に燃えるコスナーに触発され、眠っていた正義が目を覚ます
いったん動き出したら指揮をとるのは彼。
ドンと構えた存在感も粋な会話もコネリーならではで
最後まで警官として誇りを持って生き抜く姿に感動した!

若くてハンサムなコスナーも素敵だけど、アンディ・ガルシアも最高!
駅の階段を落ちる乳母車のシーンでの彼の活躍には痺れますね。
自分の中の最もカッコいい映画シーンのトップ10入りです(笑)
乳母車の子供が笑ってるのもいいよね。
 
国家の人間だから無理は出来ない。そのジレンマを観客にも感じさせつつ
心の友マロニーのために放つ一撃(一押し?笑)にもスッとした。
裁判シーンも爽快。デ・パルマも男前だ。
 
なんでこれ早く観なかったかねぇ。
面白すぎました。モリコーネの音楽もよし!
デ・ニーロの恰幅のいいカポネ振りも良かったですね。