しまんちゅシネマ

映画ノート

コンフェッション


2002年(アメリカ)
監督:ジョージ・クルーニー
出演:サム・ロックウェル/ドリュー・バリモア/ジョージ・クルーニー/ジュリア・ロバーツ/ルトガー・ハウアー
【ストーリー】
1960年代、アメリカ。いち早くテレビの可能性に着目し、そこでの成功を夢見るチャックは、色々な番組企画を発案してテレビ局に売り込むがうまくいかない。そんな時、謎の男ジムが現われ、高い報酬と引き換えにある仕事を持ちかける。それはCIA工作員となり合衆国にとって邪魔な人物を抹殺するというものだった…。
■感想
ジョジクル特集 3本目!

60年代~80年代にかけてお茶の間で人気を博したプロデューサー兼司会者の↑チャック・バリス
「自分はCIAの工作員をしていた!」 と衝撃の内容を告白する本を出版!
この衝撃の伝記を映画にしようと、デヴィッド・フィンチャーブライアン・シンガーが名乗りを上げては挫折する中、カウフマンの脚本にほれ込んだジョージ・クルーニーが最後まで執念を燃やし
ついにメガホンをとることになったのだとか。
社会派クルーニーらしい初監督作品です。
 
チャック・バリスを演じるはサム・ロックウェル
ジョージ・クルーニー扮するCIAエージェントにスカウトされ
仕事上の窮地を救ってもらうことと引き換えに、工作員の仕事を引き受けます
担当した番組の勝者に海外旅行を景品として与え
自分もホストとして、旅行に同伴しては、暗殺を繰り返す
その数なんと33人!
殺人は蜜の味・・なのか、次第に殺害に面白みを覚えていくところが怖い
でも同時に罪悪感に苛まれる。だからこその告白本ですね。

プロデューサーと暗殺者という二重生活を送るチャックを疑うこともなく
献身的に愛す、チャックの恋人ペニーを演じるのがドリュー・バリモア
ドリューはやっぱり可愛いなぁ。
この映画で、唯一心が和むオアシス的な存在でした。
 
一方、謎の女スパイを演じるのがジュリア・ロバーツ
サムちんとはムフフな仲になっていくのだけど、ジュリアが初めて迫るシーンには目がテンでしたよ(笑)
ルーニー悪いなぁ。『オーシャンズ』仲間のジュリアにこんな演出w
あ、オーシャンズ仲間と言えば、ブラピとマット・デイモンカメオ出演してました。
ソダーバーグも製作に加わり、いつもの仲間が初監督作品を盛りたてたわけですね。
 
パララックス・ビュー』の記憶が新しいところだけど
実際こういう暗殺が闇で行われてるんでしょうね。
もっとももCIAは関与を認めず・・・、ま 認められませんわな。
真相は定かではないらしいのですけどね。

ともあれ、社会派クルーニーらしい切り口で
ブラックユーモアを含めた面白い作品に仕上がってました。