ミュージックボックス
1989年(米)
監督:コスタ=ガヴラス
出演:ジェシカ・ラング/フレデリック・フォレスト/ドナルド・モファット/ルーカス・ハース/アーミン・ミューラー=スタール
【ストーリー】
ハンガリーからの移民である父が、戦争中のユダヤ人に対する虐殺行為で強制送還を言い渡された。
弁護士である娘のアンは父の無実を晴らすため弁護を引き受ける。
「何を心配してるの? 人違いよ。まったく、どうしてこんな間違いが起こるんだか」
うろたえる父親をなだめるアン
しかし移民捜査官に「間違いではない」と告げられ、アンは父の無実を晴らすため
弁護を引き受けることにした。
証人たちが語るモンスターが父と同一人物??
そんなはずはない。
そう信じるアンは、巧みに反証を繰り返すのですが・・・
見ごたえのある作品でした。
父への信頼と正義の狭間で葛藤する主人公アンを演じたジェシカ・ラングがいいです。
40年も前の事件、証人の記憶力の不確かさを突く裁判劇としての面白さ
ホロコースト被害者の証言を受け、人道的立場から葛藤するアンを描くことで、
戦争の悲惨さと同時に、戦争に翻弄された人々と、その家族の悲しみも感じます
アンがいきつく真実とは・・・
タイトルの『ミュージックボックス』とはオルゴールのこと
これがラストに衝撃の事実を突きつけるんですよね。。
これがラストに衝撃の事実を突きつけるんですよね。。
凄い映画でした。