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映画ノート

眺めのいい男 ザック・エフロン 『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』


 
2009年(米)
監督:リチャード・リンクレイター
出演:ザック・エフロン/クレア・デインズ/クリスチャン・マッケイ/ベン・チャップリン/ゾーイ・カザン/エディ・マーサン
眺めのいい男 8本目 ザック・エフロン
■感想
アメリカではティーンズに大人気のザックくん
私が最初に見たのは『ヘアスプレー』だったけど
歌って踊れる彼に心がときめいたもんです
 
ザック君の新作『きみがくれた未来』の方は近々日本公開予定、
ということはこちらはDVDスルーになりそうかな。
本作はオーソン・ウェルズに発見され、彼の舞台劇「ジュリアス・シーザー」に出演することになった
青年リチャード(ザック・エフロン)の姿を描く青春ドラマです。
 
映画は全編リチャードの視点で、舞台劇を仕切るオーソン・ウェルズの姿を描き出します
とにかくその横暴ぶりは半端じゃなく、舞台成功のためには非情にもなる。
実際彼と関わった人たちは大変だっただろうなと驚くのだけど
一方で、そのカリスマ性の裏には、
演出者としての確かな目を持った天才の姿があることが見えてくるんですね。
 
オーソン・ウェルズの出演作も2本しか見てないし、監督作品も観てないのだけど
オーソンを演じたクリスチャン・マッケイはその雰囲気を良く出していたと思うし
昨年の映画賞でもいくつか助演男優賞にノミネートされてましたね。
ザック演じる若者は、オーソンに翻弄され、憤りながらも一人の青年として成長を果します。

共演にクレア・デインズ
ザック君は劇中ウクレレ片手に歌を披露してくれます。
歌って踊るザック君が見たかったけど、アイドルからの脱却も必要ですよね
 
「この映画の大半は、青年の視点で動いているから、リチャード役は
オーソン役と対等に演技をこなせるほどのカリスマ性を持った人物でなければならなかった」
監督はザックを選んだ理由をこう語っています。
ザックの存在感はその期待に応えたんじゃないかな。
 
1937年 時代を彩るジャズも渋い
オーソン以外にもジョセフ・コットンなどが舞台役者として演じられているため
この時代の俳優に詳しい方が見ると、より楽しめるでしょう。
 
成功はそう簡単にはやってこない
だけども、夢を追い続けていれば、いつか大空に向け羽ばたくことも出来ると
感じるラストシーンは心地よいものがありました
 




 
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