しまんちゅシネマ

映画ノート

デビル


2010年(米)
監督:ジョン・エリック・ドゥードゥル
出演:クリス・メッシーナ/ローガン・マーシャル・グリーン/ジェイコス・ヴァーガス
ハロウィン・ホラー祭り 2本目
■感想
Mナイト・シャマランが原案・製作を担当した
シャマラン劇場のナイト・クロニクルズ第一弾
エレベーターに閉じ込められた5人の男女が正体不明の何者かに襲われ
この中の一人が悪魔だ!という、ショッキングなホラーです。
監督に『レック/ザ・クアランティン』のドゥードル兄弟
シャマランは監督よりも、怖い映画を世に送り出す作り手に徹したほうがいいのかもですね。
 
オープニング 街が逆さに映る映像からすでに不穏な空気満々
ビルからの飛び降り自殺に始まり
次にそのビルのエレベーターのひとつが止まり、5人が閉じ込められる
モニター室で管理係と刑事が見守る中、
エレベーター内の電気が消えるたびに、一人二人と人が死ぬんです
何が起こっているのか?


悪魔の集いはいつも自殺から始まる」など、古くからの言い伝えを語る
敬虔なクリスチャンであるビルの管理係のラミラスの台詞が効いています。
スーパーナチュラルな力を信じる彼は、何が起こっているかを観客に伝える役割を担います
早くから「悪魔」の存在を指摘するラミラスに対し、まるで信じてない相棒とのやりとりが
ユーモラスでもあり、怖さの合間にゆるい笑えがあるのもナイス。
 
根底にあるのは罪、懺悔、そして赦し
悪魔っていうのは神と紙一重だなという描き方に賛否あるかもしれないけど
意外にも後味のよい終わり方で、単なる怖がらせの映画になってないところも良かった
でも思ったほど怖くなかったのはマイナスかな
 
トレーラー貼っておきますね