しまんちゅシネマ

映画ノート

リセット


   テイラー・グルーサイス /ジョーダン・トロヴィリォン
■感想
世界規模の大停電と同時に人類が忽然と姿を消す。なんじゃこりゃなSFミステリーです。
監督は『マシニスト』のブラッド・アンダーソン
 
シネコンで映画上映中に停電が起き、映写技師のポール(ジョン・レグイザモ)はあわてる。
ところが、本来ならブーイングやざわめきで混乱しているはずの会場から物音ひとつしない。
「なんで?」と映写室を出て会場を見渡したポールは戦慄する
そこにいるはずの観客が誰もいない!

なーんてところから始まる冒頭
その後ロビーに出たポールが見たのは床に散乱する抜け殻のような衣服や靴
停電が起きたときに、ポールは頭にヘッドライトをつけていたんだけど
どうやらこれが消失を防いでいた模様
同じような理由で生き延びていたのが病院に働くローズマリータンディ・ニュートン
TVレポーターのルーク(ヘイデン・クリステンセン
72時間経っても、停電は復旧せず、そればかりが日照時間も減っていき
しまいには朝の9時だというのに外は真っ暗闇・・
何が起きたの~??

なんでしょうね~、この映画
とにかく冒頭の衝撃は半端じゃなく、 ワクワクで見始めるんだけど・・・
 
答えをおせーて!!
 
もう投げっぱなしですから。
なぜ世界が闇に飲み込まれるのかとか
テレビで放送されていたシカゴを目指せというのはどういう意味があるのかとか
とにかく伏線と思われるものの回収がないんですなぁ。
 

唯一の鍵となるのは、冒頭でレグイザモが読んでいた本なんでしょうね。
生き延びた数名の中、出てくるちょっと不気味な女の子がいて
その子の服装が・・・
 
エンドロールが現れたときには
「はーーーーー?????@@」って言ってしまったんだけど
まぁ、邦題のリセットというのは、そういう意味なのね  とか
妄想人間だけが楽しめる映画かもしれません。
 
世の中には説明不可能なことが起きるもんです、ってことだけど
しかしなぁ、やっぱりもうちょっと説明して欲しいです。
そういえば『マシニスト』でも1年間眠ってないとかって言ってて「へ?」だったけどね。
あれはクリスチャン・ベイルの痩せ技で楽しめただけマシにすと(笑)
 
本作は日本では公開されてるらしいけど
こちらではビデオオンデマンド・スルーらしい。
あ、でもダラスでは一館やってたような・・
まぁでも劇場で観たら
「金返せー」になるかも~(笑)
 
ジーでしょ、これ。
 



☆☆