しまんちゅシネマ

映画ノート

ヒックとドラゴン


オスカー直前スペシャル第4弾~!!
ヒックとドラゴン(2010)アメリ
監   督:クリス・サンダース
声の出演:ジェイ・バルシェル/ジェラルド・バトラーアメリカ・フェレーラ/クレイグ・ファーガソンジョナ・ヒル
【ストーリー】
遠い昔。バーク島と呼ばれる島には海賊のバイキングが暮らしていた。彼らは家畜を襲うドラゴンと戦わなければならない。 一族のリーダーの息子ヒックは気が優しくて非力な落ちこぼれバイキング。ある日ヒックは、傷ついて飛べなくなったドラゴン“トゥース”と出会う。
■感想
クレシッダ・コーウェルによる同名児童小説を3Dアニメとして映画化したファンタジー・コメディ
 
アニメ賞は絶対『トイストーリー3』だと思ったけど、これ観るとそうも言えなくなるね。
 
落ちこぼれバイキングのヒックが出会うのは、幻のつわものドラゴン“トゥース”。
彼は傷ついたドラゴンに止めを刺すことができない。
ヒックの一族の間で、それって弱虫な行為なんだけど
でもそのヒックが、バイキング一族の未来を変えてしまう奇跡を起こしてしまうんですね~。
 
ヒックはドラゴンに翼を与え、ドラゴンはヒックに勇気をくれる


絵柄を見たときには全然可愛いと思わなかった黒猫風のトゥースが、
その名の通り、ギザギザの歯でニタリと笑ってみたり
ヒックの表情しかり、そういう心情描写が見事で
気づけば、二人の交流に心を持っていかれちゃってました。
初めてドラゴンに触れるシーンは感動
 
相手のことを知ろうともせず、ただ戦い排斥する
本当にそれでいいの? といってる映画でもあるでしょうね。
 
腕力だけが強さではないこと、
共生するって素晴らしいじゃないか
映画に込められたメッセージにハッとするよね。
勿論小さな子供も、大いに楽しめるんじゃないかしら。
 
ファンタジックなドラゴンたちの形態も面白いし、映像、内容全てにクオリティが高いです。
ドラゴンと一緒に大空を飛翔する開放感を大きなスクリーンで感じたかったわぁ。