しまんちゅシネマ

映画ノート

クレアモントホテル


日本にいるときにはママさんバレーをしてました。
メンバーとっても仲がよくて
おばあちゃんになったら どこかの施設に入居して、
いすに座って 輪になって みんなで風船バレーしようよ。 
そんな話で盛り上がったもんです。
この映画を見たら、なぜかそんなこと思い出しました。
 
クレアモントホテル 2005年 (アメリカ/イギリス)
監督:ダン・アイアランド
出演:ジョーン・プロウライト/ルパート・フレンド/アンナ・マッセイ/ロバート・ラング/ゾーイ・タッパー/クレア・ヒギンズ/ジョージナ・ヘイル
 
■感想
ロンドンを舞台に、長期滞在型ホテルに入居した老婦人と、偶然知り合った青年との交流を描くお話です。
 
このホテルの利用客、大半がお年寄りで、自由な老人ホームな感じなのね。
主人公のサラおばあちゃん(ジョーン・プロウライト)も、
おそらくは終の住処としてここを選んだんでしょう。
 
気の合わない家族の世話になるよりは
体の動く間は、気兼ねのないところで静かに暮らしたい
そんなおばあちゃん
 
でもなんとなく空気になじめず、とんでもないとこにきちゃったかなぁと思い始めるころ
偶然から、一人のイケメン青年ルードヴィック(ルパート・フレンド)と出会います。
作家の卵というこの彼、おばあちゃんから人生を学びたいとやらで
二人の交流が始まるのね。

うーーーーん、もう羨ましすぎですからw
ルードヴィックを演じるルパート・フレンドはこれがデビュー作だそうだけど、彼がほんと可愛いのですよ。
気づかなかったけど、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のアルバート公だ!
ボロばっか着てるけど、甘い笑顔がたまらん~
 
不思議空間なホテルも、住人たちも、ちょっとありえへんがなと思うところだけど
舞台劇を見るような面白さもありますね。
最愛の夫と死に別れ、晩年を迎える孤独な老婦人が
一人の青年によって癒される様子、自分の人生を静かに振り返る様子に、じわーーんとしました。
 
家族がいながら、こんなホテルに入所するなんて、なんだか寂しいと思う人もいるかもだけど
子供のいない私なんかは、これもありかなって思う。
あ、ギター弾いて歌ってくれるイケメン君付きなら最高!!
 

 
ちなみにサラおばあちゃんの思い出の映画はデヴィッド・リーン監督の『逢びき』で
おばあちゃん登場シーンでかぶってる青い帽子は、この映画のヒロインの帽子をイメージしたそうです。
 
震災で、避難所暮らしを余儀なくされてるお年寄りの中には
身寄りのいない人も多くいらっしゃることでしょう。
どうぞ、みんな声をかけてあげて欲しい。
そして体育館で、みんなで輪になって風船バレーしてほしいなぁと思います。
体も温まり、気分も晴れるはず!
 
 




☆  イケメン君ポイント追加だよ