しまんちゅシネマ

映画ノート

塔の上のラプンツェル


 
髪長姫の名で知られるグリム童話ラプンツェル”の映画化。
ディズニーアニメ50本目となる、ファンタジー・アドベンチャーです。
塔の上のラプンツェル(2010) アメリ
監督:ネイサン・グレノ/バイロン・ハワード
声の出演:マンディ・ムーア/ザカリー・リーヴァイ/ドナ・マーフィ/ブラッド・ギャレット/ジェフリー・タンバー

■感想
これよかったなぁ。
お話は、18年間塔から出たことがなく
誕生日に夜空を染める「灯り」の正体を確かめたくてたまらない長い髪の女の子ラプンツェル
ひょんなことから塔にやってきた大泥棒の青年フリンと一緒に
外の世界に飛び出す物語。
フェアリーテールだけど、長い髪を自在に使った、アクションアドベンチャーでもある。
 
初めて知ることになる外の世界は、とても陽気で
街には街頭音楽が鳴り響き、
子供たちと輪になってダンス 
もうこのくだりが、なんともいえない映画的感動を与えてくれて素敵過ぎる~。
 
本来のディズニーのプリンセスものように
絵に描いたようなキャラクターじゃないところがいいのよね。

まず、ラプンツェルを塔から連れ出すフリンは大泥棒だし
口のきき方なんかも、けっしてお上品ではないの。
白馬に乗ってやってくる王子様を想像するとあてが外れるよ。
でも、思えばいまどき、そんな王子が登場したら引くよね(笑)
それこそシュレックのチャーミング王子みたいに、ちょっとKYになって
もはやチャーミングではない(笑)
フリンがエイドリアンブロディに見えたことはここだけの話にしておこうw
 
ラプンツェルとのロマンスもベタベタでないところもいい。

あ、そういえば、とこの映画にもちゃんと白馬が登場します!
これが最高のキャラで、かなり笑わせてくれるんですよね~。
フリンと白馬の友情物語(?w)も見ものですよ♪
ラプンツェルのカメレオンも可愛いし、ディズニーは動物の使い方がさすがにうまい。
 
そもそも突然歌い始めるミュージカルは苦手だったのだけど
これは良かった!

とにかくラプンツェルの声をあててるマンディ・ムーアの歌声が素晴らしい。
楽曲もアカデミー歌曲賞にノミネートされただけあって素敵だし
これ自分も覚えて歌いたい!ってマジで思った。
ラプンツェルを塔に幽閉するママの歌もうまいし、
ミュージカルとしてのクオリティも高いです。
 
うん、ディズニー映画50本目を飾るにふさわしい
現代的で楽しいフェアリーテール 最高です!