しまんちゅシネマ

映画ノート

機械じかけの小児病棟


 
お久しぶりです。一週間ぶりに映画を観ました~。
今月は特集を組まず、観たいものを観るという風にやっていきます。
まずはこれから
REC/レック』のスペインの新鋭ジャウマ・バラゲロによるゴーストホラーです。
 
機械じかけの小児病棟 (2005)スペイン
監督:ジャウマ・バラゲロ
出演:キャリスタ・フロックハートリチャード・ロクスバーグエレナ・アナヤ/ジェマ・ジョーンズ/ヤスミン・マーフィ
■感想
舞台はイギリス、ワイト島。
老朽化のため、閉鎖が決まった小児病院では、患児の転院が計画的に実施されていた。
そこに臨時に雇われた夜勤看護師エイミー(キャリスタ・フロックハート)は、
夜間何かにおびえる子供たちを訝しく思う。
やがて、難病の少女マギーから、シャーロットという霊の存在を打ち明けられたエイミーは
その秘密を探るうち、40年前の忌まわしい事件を知ることになり・・。

原題は「壊れやすい」という意味の『FRAGILE
シャーロットという霊は、病院から出て行こうとするものを「壊す」ことで阻止しようとするんですね。
シャーロットの正体は何なのか、なぜ壊そうとするのか
それらの謎がだんだんに明かされるというつくりで
ミステリー要素の強い心霊ものになっているのが面白いです。
 
ただし、怖さを求める人には物足りないかな。
暗闇の中に何かがうごめく感じは怖くていいのだけど
造形自体は怖いような、笑えるような・・

私でも見れる程度だったので、調度よかったですがw

主演のエイミーに人気TVドラマ『アリー・myラブ』のキャリスタ・フロックハート
過去に秘密を抱えた看護師役、秘密を解き明かし、子供たちを守ることで
彼女は自分のトラウマに立ち向かう形。
他の登場人物にも背景を持たせるキャラクター作り、
伏線の回収もきちんとなされてる、丁寧なつくりが印象的でした。