しまんちゅシネマ

映画ノート

カントリー・ストロング


 
カントリーづいてるんで、ついでにいっとこ~。
グウィネス・パルトローがアル中のカントリー歌手を演じ話題になった作品。
劇中歌がオスカーにノミネートされ、授賞式でグウィネスが美声を披露してくれましたね。

 
カントリー・ストロング/Country Strong(2010)アメリ
監督:シャナ・フェステ
出演:グウィネス・パルトロー/ティム・マックグロウ/ギャレット・ヘドランドレイトン・ミースター
 
■感想
グウィネスが演じるのは、グラミー賞6回受賞という、実力派カントリー歌手ケリー・カンター。
しかしアルコール依存症により、再起が危ぶまれ、マネージャーを勤める夫との間にも溝が生じている。
リハビリ施設を退院したケリーは、ラウマとなっているダラスのライブを皮切りに
復帰ツアーを敢行しようとするが・・

アル中のカントリー歌手の再起を描く、女版『クレイジー・ハート』かと思ったんですが
少し違いました。
ケリーの物語と平行して描かれるのは、ケリーの浮気相手の若いカントリー歌手ボウ(ギャレット・ヘドランド)と
ビューティ・クィーン出身の歌手チャイルス(レイトン・ミースター)のロマンス。
二人の物語としても映画が出来てしまうほど、重きを置いたつくりです。
逆に言うとフォーカスがぶれてるような。。
劇中もボウとチャイルスの歌のシーンの方が多く、二人ともうまいのでいいのだけど
グウィネスはまだか?とちょっと少々痺れを切らしてしまった。
 

それでも、終盤のグウィネスのステージでのパフォーマンスは見もの!
彼女は歌手並みの歌唱力ですよね。

グウィネスの役はブリトニー・スピアーズにインスパイアされたとのこと。
 
ケリーと夫の関係など、やや消化不良に感じたのは残念ですが
見終わってみると、いい映画だったなぁと思えるのは、音楽の心地よさもあるかもです。
じんわり心を動かされる作品でした。