しまんちゅシネマ

映画ノート

ランゴ


 
エスタン祭り便乗 5本目
えっと、ウエスタン祭り、これで〆るのはどうなんだとは思うものの
結構ウエスタンしてるんだなあ。
パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァービンスキー監督とジョニー・デップがタッグを組み
砂漠の町に置き去りにされたカメレオンの大冒険を描くコメディ・アニメです。
 
 
ペットのカメレオン(ジョニー・デップ)は、事故でハイウエイに投げ出され、
動物たちの暮らす乾いた荒野の町にたどり着きます。
酒場に立ち寄った彼は自分をランゴと名乗り、武勇伝をでっち上げたことから
保安官として、町の問題に立ち向かうことになり・・・。
 
水が消えようとする町で、ヒーローとして活躍するカメレオンを描くウエスタンアドベンチャーです。
 
カメレオンのランゴをはじめ、登場するのは、アルマジロとかトカゲや、ガラガラ蛇など砂漠にいそうな面々ね。
それぞれの動物の性質がキャラクターに生かされるのが楽しいです。
ランゴはカメレオンだから、保護色になったり、手や舌をすばやく出したりw
本作はアニメーションだけど、役者は声だけでなく動作もキャプションしてるとのことで
ランゴの楽しい動きをジョニーがやってるんだぁと思うと、思わずニマニマしちゃいますね。
他のキャストも結構豪華。
 

 
一応西部劇とあって、音楽や小物使いにもこだわりがある。

個人的にはもう少し毒のあるダークなユーモアが好みなんだけど
アニメだから可能な可笑しみや、迫力ある映像もあり
スターウォーズ』を髣髴とさせる活劇的なシーンも大いに楽しませてくれます。
 
水槽の中だけしか知らなかった、ちっぽけな存在のランゴが
お前は誰だ?と問われたときに、はたと考える。
自分はなにもの? 
そして彼は、自分のなりたいものになればいいんだと考え付くのね。
そしてなりたかったヒーローとして、みんなの信頼に応えようとする姿がけなげです。
 
自分を信じ、自分の思い描く理想に近づくようにしっかり生きなさい
そんな前向きなメッセージを感じる作品でしたよ。
 
実写と区別のつかないほどの荒野の風景の映像も素晴らしい。
ついアニメと軽視してしまうけど、思いのほかしっかり楽しめた作品でした。
 
日本公開は10/22~
 
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